
「スポット便の収入は、実際どれくらいになるのだろう」「安定して稼げる仕事なのか不安」と感じていませんか。
スポット便とは、荷主から依頼があったときだけ荷物を運ぶ、単発の配送のことです。自由度が高い反面、収入の仕組みが分かりにくい面もあります。
この記事では、次のことが分かります。
- スポット便の収入の目安
- 収入が増減する理由と、安定させるコツ
- 通常の配送との違いと、始める前の注意点
金額は働き方や地域によって幅があるため、あくまで目安として読んでください。
目次
スポット便とは?仕事内容と収入の基本
収入の話に入る前に、スポット便がどんな仕事なのかを整理します。仕組みが分かると、収入が変わる理由も見えてきます。
スポット便の特徴
スポット便とは、決まったルートを持たず、依頼ごとに運ぶ単発の配送です。急な出荷や、繁忙期の荷物の増加に対応するために使われます。
定期的に同じ荷物を運ぶ「定期便」とは違い、仕事の量が日によって変わります。
収入の目安は月20万〜45万円と幅が大きい
スポット便の収入は、働き方によって大きく変わります。会社に雇われて働く場合は、月20万〜35万円前後の求人が目安とされています。
個人事業主として仕事を受ける場合は、売上から燃料代や保険料などの経費を引いた額が手取りです。
| 働き方 | 収入の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 会社に雇われる(正社員) | 月20万〜35万円前後 | 毎月の収入が安定しやすい |
| アルバイト・契約社員 | 時給や日給で計算 | 働く日数を調整しやすい |
| 個人事業主 | 月20万〜45万円ほどと幅が大きい | 経費を自分で負担する |
表の金額は一般的な傾向を示したものです。売上と手取りは別物なので、経費を引いた金額で考えることが大切です。
スポット便の収入が変わる4つの要素
同じスポット便でも、収入には大きな差が出ます。主な理由は次の4つです。
仕事の量と季節
引っ越しの多い春や、荷物が増える年末は、依頼も増える傾向があります。逆に、閑散期は仕事が減り、収入も下がります。
収入は、季節や景気に左右されることを前提に考える必要があります。
運賃の条件
運賃は、距離・荷物の量・待ち時間などで決まります。荷物の積み降ろしの待ち時間が長いと、時間あたりの収入は下がります。
- 走行距離が長いほど運賃は上がる
- 急ぎの依頼は運賃が上乗せされることがある
- 待ち時間や積み降ろしの作業が運賃に含まれるか確認が必要
依頼を受ける前に、運賃に含まれる作業の範囲を確認しておくと、後のトラブルを防げます。
車の種類と免許
大きな車を運転できるほど、受けられる仕事の幅が広がります。免許は、準中型・中型・大型の順に運転できる車が大きくなります。2017年3月以降に取った普通免許では、運転できる車の範囲が従来より狭い点にも注意が必要です。
経費の負担
個人事業主の場合、燃料代・高速代・車の保険料・修理代・税金などを自分で負担します。売上が多くても、手元に残る額は思ったより少ないことがあります。
スポット便と定期便の収入・働き方を比較
スポット便が自分に合うかを判断するために、定期便と並べて比べてみましょう。
主な違い
| 項目 | スポット便 | 定期便 |
|---|---|---|
| 仕事の量 | 日によって変わる | ほぼ一定 |
| 収入の安定 | 変動しやすい | 安定しやすい |
| 働く時間の自由度 | 高い | 低い |
| 向いている人 | 柔軟に働きたい人 | 安定した収入を求める人 |
自由度の高さと、収入の安定はトレードオフの関係です。安定を重視するなら、定期便や正社員の求人が安心です。
1日の流れ
依頼を受けたら、荷物の内容・積み込み場所・届け先・納品時間を確認します。出発前には、車の日常点検を欠かさず行います。
荷物を積んで届け、納品が終わったら次の依頼を探します。仕事の合間は、休憩を取りながら無理のない計画で動きます。
スポット便の収入を安定させる4つの方法
収入の波を小さくするには、次の工夫が役立ちます。
- 複数の荷主や紹介サービスとつながっておく
- 繁忙期に備えて、閑散期の生活費を確保しておく
- 帰り便の荷物を探して、空車で走る時間を減らす
- 運賃や条件を、受ける前に必ず確認する
空車で走る時間が減るほど、燃料代の無駄が減り、手取りが増えます。
ただし、収入を増やそうとして休憩を削ったり、法律で決まっている労働時間の基準を超えたりしてはいけません。個人事業主でも、運転手の安全を守る基準は守る必要があります。
スポット便を始める前の注意点
自由に見えるスポット便にも、始める前に知っておきたい注意点があります。
必要な手続きと許可
荷物を運んで運賃を受け取るには、原則として貨物自動車運送事業の許可や届出が必要です。たとえば軽貨物を運ぶ場合は、軽自動車を使った運送の届出などが求められます。
無許可で営業することは法律で禁止されています。手続きの内容は変わることがあるため、国土交通省の運輸支局などで最新の情報を確認してください。
保険と事故への備え
事故を起こしたときの損害は大きくなります。自動車保険や貨物保険の内容を確認し、補償が十分かどうかを事前に見直しましょう。
未経験なら会社で経験を積む方法も
いきなり個人で始めるより、運送会社に就職して経験を積んでから独立する方法もあります。ルートの覚え方や荷物の扱い方を、先輩から学べるからです。
トラックドライバーという選択肢
スポット便に限らず、トラックドライバーは収入と働き方の選択肢が広い仕事です。女性が活躍できる環境も、年々整ってきています。
収入と雇用の安定性
物流は社会を支える仕組みのため、ドライバーの需要は続いています。正社員として働けば、毎月の収入や社会保険が安定しやすいのが強みです。
未経験・ブランクからの転職
学歴や職歴よりも、免許と安全意識が重視される傾向があります。事務職や販売職から転職した人も、少なくありません。
子育てとの両立
近距離で日勤のみの求人を選べば、夕方に帰宅できる働き方も可能です。「トラガール」では、女性が働きやすい求人を探せます。
スポット便の収入に関するよくある質問
最後に、よくある疑問をまとめました。
スポット便は女性でも働けますか?
働けます。軽貨物や小型車を使うスポット便なら、女性ドライバーも活躍しています。荷物の重さや積み降ろしの内容を、受ける前に確認すると安心です。
月収40万円は目指せますか?
仕事の量が多い時期や、運賃の高い案件を選べば届く月もあります。ただし、経費を引いた手取りで考え、基準を超える長時間労働に頼らないことが大切です。
副業としてスポット便はできますか?
本業の会社の就業規則で、副業が認められているか確認が必要です。また、本業と合わせた労働時間が長くなりすぎないよう、体調管理にも注意しましょう。
収入が不安定なときはどうすればよいですか?
荷主を増やす、閑散期の備えを作るなどの工夫があります。それでも不安が大きいなら、正社員の求人を探す選択肢もあります。
まとめ
スポット便の収入について、ポイントを振り返ります。
- 収入は働き方で大きく変わり、月20万〜45万円ほどと幅があります
- 季節・運賃の条件・車の種類・経費で手取りが変わります
- 自由度は高い反面、収入が不安定になりやすい働き方です
- 始める前に、許可や保険の内容を確認することが大切です
- 安定を重視するなら、正社員の求人も有力な選択肢です
収入の数字だけでなく、経費や働き方の自由度まで見て、自分に合う形を選びましょう。
トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


