
「トラックの無線で『波が出る』と聞いたけれど、海の波の話ではないよね」と、不思議に思ったことはありませんか。
トラックドライバーは、仕事の連絡や機器の話に、独特の言葉を使うことがあります。「波」も、そのひとつです。
この記事では、次のことが分かります。
- 「波」がトラック業界で何を指すのか
- 「波が出る」「波を出す」などの使われかた
- 無線を使うときの基本ルールと注意点
- 女性や未経験でもトラックドライバーを目指せる理由
言葉の意味がわかると、トラックの仕事がぐっと身近になります。ひとつずつ、やさしく見ていきましょう。
波とは?トラック業界での意味
まずは、トラックドライバーが使う「波」の意味を確認します。
波は無線の「電波」を指す俗称
トラック業界でいう波とは、無線で使う電波を指す言葉とされています。電波とは、目に見えない信号が空気中を飛んで、遠くの相手に声を届ける仕組みのことです。
たとえば、「波が出る」は、無線機から電波が出ている状態を表します。電波が弱くなると、相手の声が聞こえにくくなります。
なぜ「波」と呼ばれるのか
電波は、波のように広がって進む性質があります。そのため、電波を短く「波」と呼ぶようになったと考えられます。ただし、はっきりした由来は分かっていません。
一部のドライバーのあいだで使われる言葉で、すべての現場で通じるわけではありません。公式な用語ではなく、現場で育った俗称のひとつです。
無線でよく使われる、ほかの用語
波のように、現場で使われる言葉はほかにもあります。代表的なものを表にまとめます。
知っておくと便利な用語の一覧
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 波 | 電波(一部で使われる俗称) |
| 下道(したみち) | 高速道路を使わない一般道 |
| 荷待ち | 荷物の積み下ろしの順番を待つこと(待っている時間も労働時間にあたる) |
| ネズミ捕り | 速度違反の取り締まり |
用語は、働きながら少しずつ覚えれば十分です。入社したその日に、すべてを知っている必要はありません。わからない言葉は、先輩に気軽に聞いてみましょう。
最近は、無線を使わない会社も多い
トラック無線は、昔は連絡の中心でした。今は、会社が貸し出すスマートフォンやタブレットで連絡を取る会社も増えています。連絡手段は、会社によって大きく違います。
無線を使うときの基本ルールと注意点
電波を使う機器には、法律のルールがあります。使いかたをまちがえると、トラブルのもとになります。
電波には、法律のルールがある
無線機の種類によって、使える電波の強さや、必要な手続きが決まっています。これは電波法という法律で定められたルールです。ほかの無線に迷惑をかけないためにも、決められた範囲で使うことが大切です。
- 会社が認めた機器だけを使う
- 自分で機器を改造しない
- 決まりがわからないときは、運行管理者に聞く
どれも、トラブルを防ぐための基本の習慣です。ルールを守って使うことが、安全な連絡につながります。
走行中の操作は、しない
走行中に携帯電話を手に持って使うことは、道路交通法で禁止されています。無線機のスイッチ操作や、長いおしゃべりも、運転への集中をさまたげます。連絡が必要なときは、安全な場所に停車してから行うのが基本です。
大切な情報は、無線で話さない
無線の電波は、ほかの人にも聞こえる場合があります。荷主の名前や荷物の中身など、大切な情報は、無線では話さないようにしましょう。
トラックドライバーという選択肢
用語を知ると、トラックの仕事に興味がわいてきた方もいるかもしれません。女性にとって、トラックドライバーは現実的な選択肢のひとつです。
女性ドライバーが働きやすくなってきた背景
荷物を運ぶ需要は、ネット通販の広がりもあり、大きく変わりません。ドライバーを求める会社は多く、女性を歓迎する求人も増えています。
パワーゲートつきの車両や、荷役の少ない配送など、体力に自信がなくても働ける仕事が増えています。
未経験から始めるときの流れ
未経験でも、普通免許があれば応募できる求人があります。運転できる車両の範囲は、免許を取得した時期によって異なります。たとえば、2017年3月以降に取得した普通免許は、運転できる車両総重量が3.5t未満です。
まずは小さな車両の配送から始め、慣れてから準中型や中型の免許に進む方法もあります。会社によっては、免許の取得費用を補助する制度もあります。
子育てとの両立もしやすい働きかた
日勤中心の地場配送なら、夜は家に帰れます。勤務時間や休みを相談しやすい会社を選ぶと、子育てとの両立もしやすくなります。応募前に、勤務時間や休日を必ず確認しましょう。
波に関するよくある質問
最後に、よくある疑問に答えます。
波はトラック業界の公式な用語ですか?
公式な用語ではありません。一部のドライバーのあいだで使われてきた俗称です。会社や地域によっては、まったく使われないこともあります。
波という言葉を覚えないと働けませんか?
覚えなくても、まったく問題ありません。仕事で大切なのは、安全運転と丁寧な荷扱いです。用語は、現場で聞いたときに少しずつ覚えれば十分です。
トラックの仕事に、無線は必ず必要ですか?
必ずしも必要ではありません。連絡手段は会社ごとに決まっています。応募するときに、どのような連絡方法を使うかを確認しておくと安心です。
女性でもトラックの仕事は続けられますか?
続けられます。女性ドライバーを歓迎する会社は増えており、働きかたも選べます。無理のない車両や勤務時間の会社を選ぶことが、長く続けるコツです。
まとめ
波とトラックの関係について、ポイントを振り返ります。
- 波は、無線で使う電波を指す俗称とされる
- 「波が出る」は、無線機から電波が出ている状態を表す
- 無線の機器には、電波法のルールがある
- 走行中の操作は避け、停車してから行う
- 女性や未経験でも、トラックドライバーは目指せる
用語の意味を知ると、トラックの世界がぐっと身近になります。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。女性が働きやすい求人を探せます。


