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「準中型免許はいらない」は本当?女性が知っておきたい免許の違い
「準中型免許はいらない」は本当?女性が知っておきたい免許の違い

「普通免許だけでトラックの仕事はできる?」「準中型免許は取ったほうがいい?」と迷っている方もいるでしょう。

準中型免許を追加で取得する必要があるかどうかは、現在持っている免許の種類・条件と、仕事で運転する車両によって変わります。軽バンや普通免許の範囲に収まる小型車を使う配送なら、準中型免許を追加で取らずに働ける場合があります。一方、現在の普通免許では、最大積載量が2tのトラックは運転できません。

この記事では、免許ごとの運転可能範囲、普通免許を取得した時期による違い、準中型免許の取得費用、仕事を選ぶときの確認事項を解説します。

免許制度の情報は2026年10月2日時点です。教習料金や求人条件は、各教習所・企業の最新情報を確認してください。

準中型免許がいらない人と必要な人の違い

準中型免許が必要かどうかは、「小型トラック」「2tトラック」といった呼び方だけでは判断できません。車検証に記載された車両総重量・最大積載量・乗車定員と、免許証の種類・条件を照合する必要があります。

普通免許で運転できる車の範囲

2017年3月12日以降に取得した普通免許で運転できるのは、次の条件をすべて満たす車です。

  • 車両総重量:3.5t未満
  • 最大積載量:2t未満
  • 乗車定員:10人以下

「未満」は、その数値を含みません。車両総重量がちょうど3.5tの車や、最大積載量がちょうど2tの車は、現在の普通免許の範囲外です。

軽トラックや軽バンのほか、小型バンや一部の1t・1.5tクラスのトラックが対象になります。ただし、同じ積載量でも車体や架装によって車両総重量が異なるため、車両ごとの確認が必要です。

車両総重量は、車両重量に最大積載量と乗車定員分の重量を加えた値です。免許の判断には、車検証に記載された数値を使います。「荷物を減らせば普通免許で運転できる」とは限りません。

準中型免許で運転できる車の範囲

5t限定のない準中型免許では、車両総重量7.5t未満、最大積載量4.5t未満、乗車定員10人以下の車を運転できます。普通免許で運転できる車も含まれます。

免許ごとの運転可能範囲の上限は、次のとおりです。いずれも、各行の条件をすべて満たす必要があります。

各免許で運転できる車両の範囲
免許の種類 車両総重量 最大積載量 乗車定員
普通免許(2017年3月12日以降に取得) 3.5t未満 2t未満 10人以下
準中型免許(5t限定なし) 7.5t未満 4.5t未満 10人以下
中型免許(8t限定なし) 11t未満 6.5t未満 29人以下

上の表は、各免許で運転できる範囲を示しています。AT限定などの条件がある場合は、その条件にも従う必要があります。

2tトラックに準中型免許が必要になる理由

最大積載量が2tのトラックは、現在の普通免許の条件である「最大積載量2t未満」を満たしません。そのため、2017年3月12日以降に取得した普通免許では運転できません。

車両総重量が3.5t以上になる車両もあります。どちらか一方でも普通免許の上限に達すれば、普通免許の範囲外になります。

また、冷凍・冷蔵設備や荷物の積み下ろし装置などを備えた車両は、同じ「2tトラック」という呼び方でも車両総重量が異なる場合があります。準中型免許で運転できるかどうかも、必ず車検証で確認してください。

普通免許を取得した時期による違い

過去に普通免許を取得した方は、制度改正前の運転可能範囲が引き継がれています。普通免許を取得し、そのまま更新している場合の基本的な区分は、次のとおりです。

旧普通免許から引き継がれた運転可能範囲
普通免許の取得時期 現在の免許区分 車両総重量 最大積載量 乗車定員
2007年6月1日以前 中型免許(8t限定) 8t未満 5t未満 10人以下
2007年6月2日〜2017年3月11日 準中型免許(5t限定) 5t未満 3t未満 10人以下
2017年3月12日以降 普通免許 3.5t未満 2t未満 10人以下

昔の普通免許も、現在の免許証に一律で「普通」と表示されるわけではありません。制度改正後に更新された免許証では、引き継がれた区分に応じて種類欄に「中型」または「準中型」が表示され、条件等欄に8t限定・5t限定などの条件が記載されます。

例えば、準中型免許(5t限定)を持っている方は、車両総重量5t未満・最大積載量3t未満・乗車定員10人以下の範囲であれば、追加の免許取得なしで運転できます。

ただし、失効後の再取得や限定解除などをしている場合は、取得時期だけでは判断できません。現在の免許証の種類欄・条件等欄を確認してください。

準中型免許を追加で取らずに働ける仕事

仕事で使用する車両が現在の免許の範囲内であれば、準中型免許を追加で取得する必要はありません。普通免許で運転できる車を使う配送や、すでに持っている限定付き免許を活かせる仕事が候補になります。

軽貨物ドライバー

軽バンや軽トラックで荷物を配送する仕事は、普通免許で運転できます。AT限定の普通免許を持っている場合は、使用する車両がAT車であることも確認してください。

仕事を選ぶ際は、雇用契約か業務委託契約かを確認しましょう。業務委託の場合、提示された金額が売上なのか、経費を差し引いた後の収入なのかで、手元に残る金額が変わります。

車両代、燃料代、保険料、修理費などを誰が負担するかも、契約前に確認しておくと安心です。

小型バンや一部の1t・1.5tトラックを使う配送

小型バンや、普通免許の範囲に収まるトラックを使う配送も候補になります。食品や日用品のルート配送、企業向けの配送など、仕事の内容はさまざまです。

ただし、「1.5tトラックだから普通免許で運転できる」とは断定できません。最大積載量が2t未満でも、車両総重量が3.5t以上なら、現在の普通免許では運転できないためです。

応募する際は、使用車両の具体的な数値と、自分の免許で運転できる範囲を照合してください。

求人票や面接で確認したいこと

求人票の「普通免許可」という記載だけで判断せず、次の点を確認しましょう。

  • 普通免許の取得時期に指定があるか
  • 使用車両の車両総重量・最大積載量・乗車定員
  • 使用車両がAT車かMT車か
  • 入社後に別の車両へ変更される可能性があるか
  • 必要になった場合の免許取得支援制度があるか

会社には、免許の種類と限定条件を具体的に伝えると、認識の違いを防ぎやすくなります。

子育てや生活と両立できるかも確認する

働きやすさは、車の大きさだけでは決まりません。勤務時間、配送件数、荷物の重さ、積み下ろし方法、残業の有無なども関係します。

子育てと両立したい方は、始業・終業時間に加えて、繁忙期の残業、急な休みへの対応、保育園への送迎に間に合うかなどを確認してください。

体力面が気になる場合は、手積み・手降ろしの割合や、台車・リフトなどの設備の有無を聞いておくと、仕事を具体的にイメージできます。

準中型免許を取るメリットと費用

応募できる仕事の選択肢が広がる

5t限定のない準中型免許を取得すると、現在の普通免許や準中型免許(5t限定)では運転できない車両も、準中型免許の範囲内で運転できるようになります。

その結果、応募できる配送の仕事が増える可能性があります。ただし、免許を取れば必ず採用される、収入が上がるというわけではありません。給与や働きやすさは、業務内容、勤務時間、手当、会社の待遇などによって変わります。

取得を検討する際は、応募したい求人の必要免許を先に確認すると、目的に合う免許を選びやすくなります。

取得費用は現在持っている免許で変わる

準中型免許の費用は、免許なしから取得する場合、普通免許から取得する場合、5t限定を解除する場合で大きく異なります。AT限定かどうか、取得する免許をATにするかMTにするかによっても変わります。

参考として、寄居武蔵野自動車教習所の公式料金表には、次の金額が掲載されています。

準中型免許の教習料金の例(税込)
取得する免許・コース 現在持っている免許 掲載料金
AT準中型免許 免許なし・原付免許 346,060円
AT準中型免許 普通免許(MT・AT) 160,930円
MT準中型セット(AT準中型+AT限定解除) 免許なし・原付免許 364,540円
MT準中型セット(AT準中型+AT限定解除) 普通免許(AT) 179,410円

2026年10月2日の確認時点で掲載されていた一教習所の料金例です。全国共通の相場ではありません。別途、仮免試験交付手数料2,900円が必要とされており、追加教習・再検定などにも費用がかかる場合があります。

出典:寄居武蔵野自動車教習所「準中型自動車免許」

すでに準中型免許(5t限定)を持っている方は、5t限定を解除する方法があります。AT限定も付いている場合は、5t限定だけを外すのか、AT限定も外すのかによって教習内容や料金が変わります。

見積もりを取る際は、現在の免許の種類・条件を伝え、検定料、仮免手数料、追加教習料などを含めた総額を確認してください。

取得期間は所持免許と予約状況で変わる

免許なしから取得する場合と、普通免許から取得する場合では、必要な教習量が異なります。通学か合宿か、教習の予約がどれくらい取れるか、補習や再検定が必要になるかによっても、取得までの期間が変わります。

仕事や家事と両立したい方は、通える曜日・時間帯を教習所に伝え、卒業までの見込みを確認しましょう。求人応募に間に合わせたい場合は、卒業後の免許手続きの日程も含めて考える必要があります。

会社の支援制度や教育訓練給付制度を確認する

免許取得費用の一部または全額を支援する会社もあります。利用する際は、支援の対象となる免許、自己負担額、取得までの給与の扱い、退職時の取り扱いなどを確認してください。

また、準中型免許の取得講座には、教育訓練給付制度の対象になっているものがあります。すべての教習所・コースが対象ではなく、受講する方にも利用条件があります。

申し込み前に、教習所とハローワークへ対象講座や利用条件を確認しましょう。

準中型免許を取るか迷ったときの判断ポイント

追加取得が不要なケース

次のような場合は、準中型免許を追加で取得せずに働ける可能性があります。

  • 軽バンや軽トラックを使う配送を希望している
  • 仕事で使う車両が、現在の普通免許の範囲に収まっている
  • 準中型免許(5t限定)や中型免許(8t限定)を持っており、使用車両がその範囲に収まっている

「2007年から2017年の間に普通免許を取った」という理由だけで、追加取得が不要と決めることはできません。準中型免許(5t限定)の上限を超える車両を使うなら、限定解除や上位免許の取得が必要です。

取得や限定解除を検討したいケース

  • 応募したい仕事の車両が、現在の免許の範囲を超えている
  • 現在の普通免許で、最大積載量2tのトラックを運転する仕事に就きたい
  • 準中型免許(5t限定)の範囲を超える準中型車を運転したい
  • 将来、担当できる車両や仕事の選択肢を広げたい

まずは希望する求人の必要免許と使用車両を確認し、その後に取得する免許や限定解除の内容を決めるとよいでしょう。最初から中型車を使う仕事を目指す場合は、受験資格や費用も含めて中型免許の取得を比較する方法があります。

準中型免許に関するよくある質問

普通免許だけで2tトラックを運転できますか?

2017年3月12日以降に取得した普通免許では、最大積載量が2tのトラックは運転できません。普通免許の条件は「最大積載量2t未満」だからです。

旧普通免許から移行した準中型免許(5t限定)や中型免許(8t限定)を持っている場合は、それぞれの制限内であれば運転できます。車両総重量だけでなく、最大積載量、乗車定員、AT・MTの条件も確認してください。

AT限定の普通免許から準中型免許を取れますか?

取得できます。2026年4月1日からAT限定の準中型免許が導入されています。MT車も運転したい場合は、AT限定のない準中型免許を取得する必要があります。

AT限定の準中型免許ではMT車を運転できません。ただし、MT車を使う求人でも、入社前後の限定解除を条件に応募できる場合があります。応募条件は企業へ確認してください。

出典:警察庁「AT大型免許等の導入及びMT免許の技能試験等の方法の見直しについて」

準中型免許は何歳から取れますか?

受験は17歳6か月から、免許証の交付は18歳からです。

2026年4月1日から、普通免許・準中型免許の仮免許と本免許の受験年齢が、18歳から17歳6か月へ引き下げられました。本免許の試験に合格しても、18歳になるまでは免許証の交付を受けられません。

出典:警視庁「受験資格に係る年齢要件の引き下げ」

普通免許を持っていなくても準中型免許を取れますか?

普通免許を先に取得しなくても、準中型免許を直接取得できます。普通免許などの保有歴は必要ありません。ただし、年齢、視力、深視力などの受験資格を満たす必要があります。

最初からトラックを使う仕事を目指している方は、普通免許を取ってから準中型免許を取る方法と、直接準中型免許を取る方法の費用・期間を比較するとよいでしょう。

中型免許は20歳にならないと受験できませんか?

原則は20歳以上で、普通免許・準中型免許などの保有歴が通算2年以上必要です。

ただし、受験資格特例教習を修了するなどの条件を満たした場合は、19歳以上、普通免許などの保有歴が通算1年以上で受験できる特例があります。

出典:警察庁「第二種免許等の受験資格の見直しについて」

まとめ

準中型免許を追加で取得する必要があるかどうかは、現在の免許と仕事で使う車両によって決まります。

  • 現在の普通免許は、車両総重量3.5t未満・最大積載量2t未満・乗車定員10人以下が条件
  • 最大積載量がちょうど2tのトラックは、現在の普通免許では運転できない
  • 旧普通免許は、取得時期に応じて準中型免許(5t限定)や中型免許(8t限定)へ移行している
  • 2026年4月から普通・準中型免許の受験は17歳6か月から可能。ただし免許証の交付は18歳から
  • 取得費用は、所持免許やAT・MT、限定解除の内容によって大きく変わる

まずは免許証の種類・条件と、使用車両の車検証を確認しましょう。応募したい仕事に必要な免許を把握してから、追加取得や限定解除を検討することが大切です。

配送やトラックドライバーの仕事を探している方は、トラガールで、必要免許や勤務条件に合う求人を確認してみてください。

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