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給与・待遇・福利厚生
女性ドライバー向け|10tトラックの給料相場と働き方を丁寧に詳しく分かりやすく解説
女性ドライバー向け|10tトラックの給料相場と働き方を丁寧に詳しく分かりやすく解説

トラックドライバーへの転職を考えたとき、「10tトラックに乗ると、実際どのくらいの給料になるのだろう」と気になった経験はないでしょうか。10tトラックは大型トラックに区分され、トラックドライバーの中でも比較的高い収入が期待できる車種です。本記事では、以下の内容を分かりやすく解説します。

  • 10tトラックとは何か
  • 10tトラック(大型)ドライバーの給料の実態
  • 年齢・経験年数による給料の違い
  • 給料を左右する要素と収入を上げる方法
  • トラックドライバーとして働く際の心構え

なお、本記事で紹介する金額は、公的統計をもとにした全国平均の目安です。実際の給料は、勤務先や地域、走行距離、手当の有無によって大きく変わります。

10tトラックとは何か

「10tトラック」とは、最大積載量がおよそ10トン前後の車両を指す呼び方で、法令上の正式な車両区分ではありません。一般的には、運転免許の区分でいう「大型トラック」に分類される車両です。

積載量の目安と車両サイズ

大型免許が必要になるのは、車両総重量11トン以上、または最大積載量6.5トン以上の車両です。10tトラックはこの基準を上回るため、大型免許が必要な車両にあたります。長距離輸送や大量輸送を担う、トラックの中でも大きな部類に入ります。

運転に必要な免許

10tトラックを運転するには、大型免許の取得が必要です。中型免許(車両総重量7.5トン以上11トン未満)や準中型免許(同3.5トン以上7.5トン未満)では運転できません。免許区分が上がるほど、対応できる車両の幅が広がる点も特徴です。

統計上の「大型」区分との対応

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では、「営業用大型貨物自動車運転者」という職種区分でデータが集計されています。10tトラックのような大型免許が必要な車両のドライバーは、基本的にこの区分に含まれると考えられます。ただし、統計上の区分と口語表現である「10tトラック」が完全に一致すると明言する公的資料は確認できていません。

10tトラック(大型)ドライバーの給料の実態

公的な統計データから、大型トラックドライバーの給料の実態を見ていきましょう。

平均年収・平均月収のデータ

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によれば、営業用大型貨物自動車運転者の平均年収は507万2,400円、平均月収は38万6,900円でした。この調査は、企業規模10人以上の事業所を対象とした全国平均値です。調査は2025年7月に実施され、2025年6月分の賃金と、原則2024年1〜12月の賞与などをもとに集計されています。

中型・小型トラックとの比較

同じ調査で、大型車を除く営業用貨物自動車運転者(中型・小型トラックなど)の平均年収は448万5,500円、平均月収は34万1,700円でした。大型トラックドライバーは、中型・小型トラックドライバーに比べて、平均年収でおよそ59万円、月収でおよそ4.5万円高い結果となっています。長距離輸送を担うことが多く、拘束時間が長くなる分、諸手当が加算されやすいことが要因の一つと考えられます。

企業規模による違い

同調査では、企業規模別の賃金も公表されています。大型トラックドライバーの場合、企業規模10〜99人で平均年収467万5,200円、100〜999人で559万400円、1,000人以上で543万9,100円というデータがあります。企業規模10〜99人と、100人以上の規模との間で差が大きく、100〜999人と1,000人以上の間では大きな差が見られませんでした。ただし、この調査は毎年対象企業が入れ替わるため、単年のデータだけで企業規模と年収の関係を断定することは難しい点に注意が必要です。

年齢・経験年数による給料の違い

大型トラックドライバーの給料は、年齢や経験年数によっても変化します。

年齢階級別の賃金データ

全日本トラック協会の「2024年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、大型トラックドライバーの月収(賞与を含む)は、男性の場合40〜49歳で42万2,300円と最も高く、女性の場合は50〜59歳で34万100円と最も高い結果でした。年齢が上がるにつれて経験やスキルが蓄積され、収入が上昇していく傾向がうかがえます。60代以降は、月収がやや下がる傾向も見られました。

経験年数による違い

厚生労働省の年齢階級別・経験年数別の賃金データでは、経験年数15年以上の層で、年収がおよそ427万〜497万円というデータがありました。年齢によって多少のばらつきはあるものの、経験年数が長くなるほど年収が高くなる傾向が見られます。

手取り額の目安

年収から社会保険料や税金を差し引いた手取り額は、目安として年収のおよそ75〜80%程度になるケースが多いとされています。扶養状況や住民税などによって変動するため、あくまで目安として捉えてください。

10tトラックドライバーの給料を左右する要素

同じ大型トラックドライバーでも、給料にはさまざまな要素が影響します。

各種手当の種類

大型トラックドライバーの給料には、長距離手当、深夜手当、残業手当、特殊作業手当、資格手当、歩合、無事故手当、役職手当、家族手当など、さまざまな手当が組み合わさっています。どんな手当が用意されているか、受け取るための条件は何かを事前に確認しておくことが、収入をイメージするうえで大切です。

割増賃金の仕組み

労働基準法第37条により、時間外労働や深夜労働(22時〜翌5時)には25%以上、法定休日労働には35%以上の割増賃金の支払いが義務づけられています。時間外労働が月60時間を超える場合、その超過分は50%以上の割増賃金となります。長距離・深夜便を担当する機会が多いほど、こうした割増賃金が収入に反映されやすくなります。

走行距離・勤務形態との関係

走行距離に応じた歩合や手当を設けている会社では、長距離の運行が収入に反映されやすい傾向があります。長距離輸送は拘束時間が長く、業務負担も大きくなる分、基本給が高めに設定される傾向があるとされています。

収入を上げるためにできること

大型トラックドライバーとして収入を上げるには、いくつかの具体的な方法があります。

資格・免許を追加取得する

けん引免許を取得してトレーラー車を運転したり、危険物取扱者や高圧ガス移動監視者を取得してタンクローリー車を担当したりすることで、高単価な案件に挑戦できる可能性があります。専門性の高い資格ほど、給与や手当への反映が期待できます。

手当を活用する

通勤手当や住宅手当、距離による手当、運搬物による手当など、会社によって用意されている手当はさまざまです。自分がどの手当を受け取れるのか、条件を満たしているかを確認し、活用できるものは積極的に申請することが収入アップにつながります。

待遇の良い会社を選ぶ

福利厚生や基本給の水準が高く、資格取得支援制度を利用しやすい会社を選ぶことも、収入アップの一つの方法です。企業規模が大きいほど、手当や福利厚生が充実している傾向があるとされていますが、必ずしも規模だけで判断できるものではありません。求人票に記載のない部分も、面接などで確認しておくとよいでしょう。

トラックドライバーという選択肢

10tトラックのような大型車両の運転は専門性が求められる分、しっかりとした収入につながりやすい仕事です。女性にとっても、挑戦しやすい環境が整いつつあります。

女性ドライバーが10tトラックに乗ることは可能か

大型免許を取得すれば、性別を問わず10tトラックを運転できます。体力面での不安がある場合も、荷役設備が整った職場や、荷役作業の少ない案件を選ぶことで、無理なく働ける環境を見つけやすくなります。

未経験からの転職のしやすさ

未経験者向けの研修制度を整えている運送会社は少なくありません。入社後に大型免許の取得を支援する制度を利用すれば、費用面の負担を抑えながら転職を目指せます。

子育てとの両立

日勤中心のシフトや、配達エリアが固定された求人を選べば、子育て中の女性でも働き方を調整しやすくなります。「トラガール」では、こうした条件で探せる求人情報を数多く掲載しています。

10tトラックの給料に関するよくある質問

女性でも大型トラックの給料は同じか

基本的な給与体系は性別によって変わるものではありません。ただし、全日本トラック協会のデータでは、年齢階級別の平均月収に男女差が見られます。走行距離や勤務形態、手当の受け取り方によって、実際の収入は個人差があります。

未経験からでも高収入を目指せるか

未経験から大型免許を取得し、経験を積むことで、収入アップを目指すことは可能です。ただし、経験年数や資格の有無によって収入に差が出るため、すぐに高収入になるとは限りません。段階的にスキルと収入を積み上げていく視点が大切です。

2024年問題で給料は下がったのか

時間外労働の上限規制により、残業代に依存していた人ほど収入が下がる可能性があるとされています。一方で、人手不足への対策として、基本給や手当を見直す会社も増えており、影響は会社によって異なります。

給料以外に確認すべきことは何か

休日日数や有給休暇の取得率、荷待ち時間削減への取り組み、福利厚生や健康サポート制度が整っているかも、長く働き続けるうえで大切な確認ポイントです。給料だけでなく、働き方全体を見て会社を選ぶことをおすすめします。

まとめ

10tトラックドライバーの給料について、要点を振り返ります。

  • 10tトラックは、大型免許が必要な「大型トラック」に区分される車両である
  • 大型トラックドライバーの平均年収は約507万円、平均月収は約38.7万円である
  • 中型・小型トラックドライバーより、平均年収でおよそ59万円高い傾向がある
  • 年齢や経験年数、企業規模によっても給料には差が出る
  • 手当の活用や資格取得、会社選びによって収入アップを目指せる

統計データを参考にしつつ、自分に合った会社を見極めることも、納得して働くための大切なステップです。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。