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テレコとは?トラック業界で使われる意味と語源、現場での対処法までわかりやすく徹底解説します
テレコとは?トラック業界で使われる意味と語源、現場での対処法までわかりやすく徹底解説します





テレコとは?トラック業界で使われる意味と語源、現場での対処法までわかりやすく徹底解説します


目次

テレコとは?トラック業界で使われる意味と語源、現場での対処法までわかりやすく徹底解説します

「テレコ」ということばを、先輩ドライバーから聞いて、意味がわからず戸惑ったことはありませんか。トラック運送の現場では、ふだんはあまり使わない、独特な言い回しがたくさん出てきます。本記事では、次のことをわかりやすくお伝えします。

  • 「テレコ」の意味やもとになったことば
  • 現場で「テレコ」が起きる具体的な場面
  • 「テレコ」と言われたときの正しい動き方
  • トラブルを防ぐための工夫
  • トラックドライバーとして働くという選び方

「テレコ」とは?トラック業界で使われる意味

まず「テレコ」ということばが持つ意味と、もとになったことばについて見ていきます。

「テレコ」の基本的な意味

「テレコ」とは、物事の順番や置き場所が入れ替わってしまう、ようすを表すことばです。トラック運送の現場では、荷物や伝票、行き先などが逆になってしまうトラブルを指すときに使われます。ただの間違いというより、ふたつのものが入れ替わってしまった状態を意味します。荷主さんや取引先との会話でも、ふつうに出てくる言い回しです。

「テレコ」ということばのもと

「テレコ」は、関西のことばがもとになったという説がよく知られています。糸を交互に織り込む昔の織物のことばから来たという説や、放送の世界で使われていたという説もあります。はっきりとしたことはわかっていませんが、いくつもの業界で「入れ替わる」という意味で、長く使われてきたことばです。運送の現場でも、先輩から後輩へと自然に伝わり、根づいてきたとされています。

ふだんの会話での使い方とのちがい

ふだんの会話でも「テレコになる」という言い方は使われますが、意味の重さが少しちがいます。プライベートな場面では、単に「順番が逆になった」くらいの軽い意味で使われることが多いです。いっぽうトラック運送の現場では、配送ミスや積み間違いなど、仕事に直結するトラブルを指すことばとして使われます。同じことばでも、現場では重みがちがう点を知っておくとよいでしょう。

トラック運送の現場で「テレコ」が起こるケース

実際の運送の現場では、どんな場面で「テレコ」が起きるのでしょうか。代表的な三つの場面を紹介します。

積み荷がテレコになるケース

いくつもの配送先へ荷物を届けるとき、荷台に積む順番を間違えると、荷物がテレコになります。あとで降ろす荷物を先に積んでしまうと、行き先で必要な荷物が奥に埋もれてしまいます。その結果、荷降ろしにむだな時間がかかったり、ちがう配送先の荷物をまちがって届けてしまったりします。積み込みの前の確認が欠かせません。

配送先や配送の順番がテレコになるケース

配送のルートを勘違いしたり、指示を聞き間違えたりすると、配送先の順番がテレコになります。先に行くはずの取引先をあとまわしにしてしまうと、相手の営業時間に間に合わなくなるおそれがあります。とくに、いくつもの荷主から荷物をあずかる混載便では、配送の順番の管理がむずかしくなりやすく、注意が必要です。

伝票や書類がテレコになるケース

納品伝票や請求書などの書類も、テレコになりやすいもののひとつです。A社向けの伝票をB社に渡してしまうと、金額や品目のちがいから信頼関係に響いてしまいます。書類は荷物とちがって見ただけでは気づきにくく、確認をおこたると、あとになって発覚しやすいので注意しましょう。

現場で「テレコ」と言われたときの動き方

実際に「テレコになっている」と言われたら、落ち着いて動くことが大切です。

まず確かめたいポイント

指摘を受けたら、何と何が入れ替わっているのかを、まずはっきりさせることがいちばん大事です。荷物なのか、伝票なのか、行き先なのかによって、とるべき動き方はちがいます。あわてて動く前に、実物と伝票を見くらべて、何が起きたのかを整理する姿勢が求められます。

上司や先輩への伝え方

ようすがわかったら、すぐに上司や配車の担当へ伝えることが、被害を大きくしないいちばんの近道です。伝えるときは、いつ・どこで・何が入れ替わったのかを、短くまとめて話します。自分ひとりの判断で荷物を動かしてしまうと、かえって話がややこしくなるので気をつけましょう。

トラブルを小さくおさめる動き方

報告したあとは、指示にしたがって、荷物や伝票を正しい形にもどす作業に移ります。取引先へ連絡が必要なときは、会社としての説明を優先し、自分だけで謝ったり説明したりしないようにしましょう。同じことを繰り返さないために、原因になった作業のやり方を、あとから振り返る習慣も役立ちます。

「テレコ」を防ぐためにできる工夫

テレコによるトラブルは、毎日のちょっとした工夫によって、ぐっと減らすことができます。

積み込みの前とあとのダブルチェック

荷物を積む前と、積んだあとの二回にわけて、行き先や個数を確かめる習慣が役立ちます。

  • 積み込みの前に、伝票と荷物の品目を照らし合わせる
  • 積み込みのあとに、配送の順番どおりに並んでいるか確かめる

ふたつの確認をくせにすると、荷物の入れ替わりに早い段階で気づけるようになります。

伝票や行き先の指差し確認

声に出して確かめる「指差し確認」も、テレコを防ぐのに役立ちます。目だけでなく声と指を使うことで、思い込みによる見落としを減らせます。鉄道や工場など、多くの現場で取り入れられているやり方であり、トラック運送でも取り入れる会社が増えています。

情報をきちんと共有する

配車の担当とドライバーのあいだで、配送の順番や気をつけたいことを共有する仕組みも大切です。

  • 出発前のミーティングで、その日のルートを共有する
  • 変更したことは、口で伝えるだけでなく、メモや無線でも伝える

いくつもの手段で情報を伝えると、聞きもらしによるテレコを防ぎやすくなります。

覚えておきたいトラック業界のことば

テレコのほかにも、トラック運送の現場には、独特なことばがたくさんあります。よく出てくることばを見てみましょう。

荷物の扱いに関することば

「あおり」とは、荷台の側面やうしろにある、開け閉めできる板のことです。「南京結び」は、荷崩れを防ぐためのロープの結び方で、しっかりとした固定力を持つ結び方として知られています。荷物の扱いに関することばを覚えておくと、先輩からの指示を正しく理解でき、作業もスムーズに進みます。はじめのうちは聞き慣れないことばが多いので、メモを取りながら覚えていくとよいでしょう。

免許の区分に関することば

トラックを運転するには、車の大きさに合わせた免許の区分を知っておく必要があります。2017年3月以降に取った普通免許では、車両総重量が3.5トン未満の車しか運転できません。準中型・中型・大型の免許は、それぞれ運転できる車の重さの上限がちがいます。目指す働き方に合わせて、必要な免許の区分を、前もって確かめておくことが大切です。

免許の区分 車両総重量の上限 主な用途
普通免許(2017年3月以降取得) 3.5トン未満 軽貨物車・小型トラック
準中型免許 7.5トン未満 中型トラックの一部
中型免許 11トン未満 4トントラックなど
大型免許 11トン以上 大型トラック・トレーラー

現場でよく使われる略した言い方

運送の現場では、テレコのほかにも、独自の略した言い方や隠語が使われます。

  • 「軒先」…荷物を届ける建物の前や玄関先のこと
  • 「バラ積み」…荷物を段ボールなどのまとまりでなく、ひとつずつ積み込むやり方
  • 「チャーター便」…一台のトラックを借りきって荷物を運ぶ配送のやり方

紹介したことばも、現場でよく出てくるので、覚えておくと安心です。

トラックドライバーという選び方

トラック運送の独特なことばを知ると、現場の仕事に興味を持つ方も多いはずです。続いて、トラックドライバーという働き方の魅力を紹介します。

未経験やブランクがあっても始めやすい理由

トラック運送の業界は、未経験の人やブランクのある人を歓迎する会社がたくさんあります。研修の仕組みや先輩がとなりで教えてくれる指導を用意している会社も多く、はじめから丁寧に技術を学べる環境が整っています。子育てや家事で長く現場を離れていた人でも、少しずつ慣れていける仕組みが用意されている場合があります。

収入や雇用の安定した面

物流の業界は、くらしに欠かせないものを支える仕事であり、景気の波を受けにくいといわれています。運んだ荷物の量に応じた歩合給を取り入れている会社も多く、がんばりが収入に表れやすい仕事です。正社員として雇う運送会社も多く、安定した働き方を選びやすい点も特徴といえます。

子育てと両立しながら働ける環境

近い距離の配送や決まったルートの配送など、勤務時間が読みやすい仕事を選べば、子育てとの両立もしやすくなります。時短勤務や、日中だけの求人をあつかう会社も増えており、家庭の事情に合わせた働き方を選べます。女性ドライバーのための休憩スペースや設備を整える会社も、増えてきています。

「テレコ」に関するよくある質問

最後に、「テレコ」についてよく寄せられる質問をまとめます。

テレコとサイマルのちがいは何ですか?

「サイマル」は同時に進むことを意味することばで、いくつもの物事が同じタイミングで起こる状態を表します。いっぽう「テレコ」は物事が入れ替わる状態を指すため、ふたつのことばは意味がまったくちがいます。混同しやすいことばですが、使う場面を分けて覚えておくと安心です。

テレコは方言ですか?

関西発祥という説が有力ですが、いまでは全国のさまざまな業界で使われる、共通の言い回しとして根づいています。方言というより、決まった意味を持つ業界共通のことばと考えるほうが、実際に近いといえます。

テレコになったら始末書は必要ですか?

必要かどうかは、会社のルールやトラブルの大きさによってちがいます。小さな確認もれであれば、口頭での注意ですむこともありますが、取引先に迷惑をかけてしまった場合は、書面での報告を求められることがあります。気になる点は、入社したときに社内のルールを確かめておくと安心です。

業界のことばはどこで覚えられますか?

多くのことばは、実際の現場で先輩の話を聞きながら覚えていきます。研修の資料や社内のマニュアルを用意している会社であれば、入社の前後にひとつずつ学べます。わからないことばが出てきたときは、その場で聞く姿勢が、理解への近道になります。

まとめ

「テレコ」とは、荷物や伝票、配送の順番などが入れ替わってしまう、ようすを指すトラック業界のことばです。記事の内容を振り返ります。

  • 「テレコ」は、物事が入れ替わる状態を意味する業界のことば
  • 積み荷や行き先、伝票など、さまざまな場面で起こる
  • 気づいたらすぐに報告し、自分だけで動かないことが大切
  • ダブルチェックや指差し確認で、トラブルを防げる
  • トラック業界には、たくさんの独特なことばがある

独特なことばを理解しながら経験を積めば、未経験からでも着実に活躍できる仕事です。トラックドライバーへの転職を考えているなら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。