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職業訓練で大型免許を取る期間は?1〜3か月の目安と費用負担をおさえる3つの制度を女性向けに解説
職業訓練で大型免許を取る期間は?1〜3か月の目安と費用負担をおさえる3つの制度を女性向けに解説

「職業訓練で大型免許を取りたいけれど、どれくらいの期間がかかるの?」「訓練中の生活費や子どもの預け先はどうしよう」と悩んでいませんか。

大型免許は費用が高い免許のひとつです。しかし、職業訓練を使えば受講料の負担をおさえて取得をめざせます。職業訓練で大型免許を取る期間は、おおむね1〜3か月程度が目安です。

この記事でわかることは、次のとおりです。

  • 職業訓練で大型免許を取るまでの期間の目安
  • 大型免許を取れる職業訓練や給付制度の種類
  • 申し込みから免許取得までの流れ
  • 受講前に確認したい条件と注意点
  • 大型免許を活かせるトラックドライバーの働き方

はじめて職業訓練を調べる方にもわかるように、順番に解説します。

職業訓練で大型免許を取る期間の目安

職業訓練の期間は、実施する都道府県や訓練コースによって変わります。まずは全体の目安と、期間が変わる理由をおさえましょう。

訓練期間は1〜3か月程度が中心

大型免許を取得できる職業訓練は、おおむね1〜3か月程度のコースが多い傾向です。たとえば、地域によっては2か月ほどのコースが募集されています。

期間に幅がある理由は、訓練の中身がコースごとに違うためです。免許の教習だけでなく、物流の基礎知識や企業での実習、就職支援の時間をふくむコースもあります。

正確な期間は、お住まいの地域のハローワークや都道府県の職業能力開発施設の募集案内で確認しましょう。

教習所に通う期間と訓練全体の期間の違い

職業訓練の期間は「教習所に通う日数」だけではありません。訓練全体には、学科の講義や就職活動の準備なども入っています。

普通免許(マニュアル車)を持っている方が大型免許を取る場合、教習所の技能教習は34時限・学科教習は1時限が一般的です。教習所だけなら、順調に進めば2〜3週間ほどで卒業できる場合もあります。

項目 内容 期間の目安
教習所での教習 技能教習・学科教習・卒業検定 2〜4週間程度
職業訓練全体 教習に加えて講義・実習・就職支援 1〜3か月程度

訓練全体の期間は、教習所だけで取るより長くなりますが、そのぶん就職までの支援を受けられます。

期間が延びやすいケース

訓練の期間は決まっていても、免許の取得が遅れることはあります。とくに注意したいのは、次のようなケースです。

  • 技能教習の「みきわめ」(次の段階に進めるかの判定)で補習が必要になった
  • 卒業検定に合格できず、再検定を受けることになった
  • 体調不良などで、教習の予約をずらすことになった

大型トラックは車体が長く、内輪差(曲がるときに後輪が前輪より内側を通る差)が大きく、左折時に自転車や歩行者を巻き込まないための確認が欠かせません。慣れるまで時間がかかる方もいるため、早めに教習の予約を入れて練習量を確保するのが大切です。

大型免許が取れる職業訓練の種類

大型免許の取得を支援する制度は、ひとつではありません。自分の状況に合う制度を選ぶことで、費用や生活費の負担が変わります。

公共職業訓練(離職者訓練)

公共職業訓練は、国や都道府県が行う職業訓練です。「ハロートレーニング」という愛称で呼ばれています。

仕事を探している方が対象で、受講料は原則無料です(教科書代などは自己負担になる場合があります)。雇用保険の失業給付を受けている方は、条件を満たせば訓練中も給付を受け取れます。

雇用保険を受けている方は、公共職業訓練が最も負担の少ない選択肢になりやすいです。

求職者支援訓練

求職者支援訓練は、雇用保険を受けられない方などを対象にした訓練です。

収入や資産などの条件を満たすと、訓練期間中に「職業訓練受講給付金」を受け取れる場合があります。ただし、大型免許のコースは地域によって募集が少ない傾向があるため、ハローワークで実施状況を確認しましょう。

教育訓練給付制度を使う方法

職業訓練のコースが近くにない場合は、教育訓練給付制度を使って教習所に通う方法もあります。指定を受けた教習所の大型免許講座が対象です。

特定一般教育訓練の場合、受講費用の40%(上限20万円)が支給されます。2024年10月以降に受講を始めた方は、資格を取得して就職すると10%が追加され、最大50%(上限25万円)になります。

制度 おもな対象 費用の負担 期間の目安
公共職業訓練 仕事を探している方 受講料は原則無料 1〜3か月程度
求職者支援訓練 雇用保険を受けられない方など 受講料は原則無料 コースによる
教育訓練給付制度 雇用保険の加入期間などの条件を満たす方 費用の一部が戻る 教習所の期間(2〜4週間程度)

教育訓練給付制度は、受講を始める前にハローワークで手続きが必要です。あとから申請しても対象にならないため、順番に気をつけましょう。

職業訓練で大型免許を取るまでの流れ

職業訓練は、申し込んですぐに始まるわけではありません。募集から訓練開始まで1〜2か月ほどかかることもあるため、全体の流れを知っておきましょう。

ハローワークで相談・申し込み

最初のステップは、住んでいる地域のハローワークで相談することです。職業訓練を受けるには、ハローワークで求職の申し込みをしておく必要があります。

相談の場では、訓練を受ける理由や、免許を取ったあとにどんな仕事をしたいかを聞かれます。「大型トラックで長距離輸送をしたい」「地場配送で働きたい」など、目標をはっきり伝えると話が進みやすくなります。

選考(筆記試験・面接)

人気のコースは定員が少なく、選考があります。選考は、筆記試験と面接で行われることが多い傾向です。

面接では、就職への意欲が重視されます。「免許を取ったあと、どんな働き方をしたいか」を具体的に話せるよう準備しておきましょう。

訓練開始から免許取得まで

合格すると、決まった日程で訓練が始まります。教習所での技能教習・学科教習を受けたあと、卒業検定に合格すれば、運転免許試験場(運転免許センター)で適性試験を受けて免許が交付されます。

指定自動車教習所を卒業した場合、運転免許試験場での技能試験は免除されます。訓練の後半では、履歴書の書き方や面接練習などの就職支援を受けられるコースもあります。

職業訓練で大型免許を取る前に確認したい条件と注意点

大型免許には受験資格があり、だれでもすぐに取れるわけではありません。申し込む前に、自分が条件を満たしているか確認しましょう。

大型免許の受験資格

大型免許は、原則として「21歳以上」で「普通免許などの経験が通算3年以上」あることが条件です。

2022年5月からは、受験資格特例教習(36時限以上の特別な教習)を受けると、19歳以上・経験1年以上で受験できるようになりました。ただし、特例教習を受けるとそのぶん期間が延びるため、訓練コースが特例に対応しているかも確認が必要です。

視力の基準もあり、両目で0.8以上・片目でそれぞれ0.5以上が必要です。深視力(遠近感をはかる検査)も行われるため、心配な方は事前に眼鏡やコンタクトレンズを確認しておきましょう。

募集の時期と定員

大型免許のコースは、毎月開かれているとは限りません。年に数回だけ募集する地域も多く、定員も10名前後と少なめです。

受けたいコースが見つかったら、募集の締め切り日を早めに確認し、余裕を持って申し込みましょう。希望の時期に募集がない場合は、教育訓練給付制度を使う方法も合わせて検討するのがおすすめです。

子育て中の女性が気をつけたいこと

職業訓練は、平日の日中に毎日通うのが基本です。子育て中の方は、訓練期間中の子どもの預け先を先に決めておきましょう。

求職中でも、自治体によっては保育園の一時保育や、求職活動を理由にした保育の利用ができます。訓練の申し込みと同時に、住んでいる市区町村の窓口で相談しておくと安心です。

ハローワークによっては、託児サービスつきの訓練コースが用意されている場合もあります。相談のときに、子育て中であることを伝えておきましょう。

大型免許を活かせるトラックドライバーという選択肢

職業訓練で大型免許を取ったあとは、トラックドライバーとして働く道があります。女性の大型ドライバーも少しずつ増えており、働き方の選択肢は広がっています。

大型免許で広がる収入と仕事の幅

大型免許があると、10トントラックなどの大きな車両を運転できます。運べる荷物の量が多くなるため、中型や小型のドライバーより給料が高めの求人が多い傾向です。

物流業界は人手不足が続いており、大型免許を持つドライバーは求められています。大型免許は、長く安定して働くための強い武器になります。

未経験からでも始めやすい理由

トラックドライバーの求人には、「未経験歓迎」のものが多くあります。入社後に先輩ドライバーと一緒に乗る「同乗研修」を行う会社も多く、はじめての方でも仕事を覚えやすい環境です。

仕事では、荷物の積み下ろしや、荷崩れを防ぐラッシングベルトでの固定などの作業もあります。最初はとまどうこともありますが、研修で手順を一つずつ確認しながら身につけられます。

子育てと両立しやすい働き方

大型トラックの仕事というと、長距離で家に帰れないイメージがあるかもしれません。しかし、決まったルートを回る「地場配送」や、日帰りの「中距離輸送」など、毎日家に帰れる働き方もあります。

子育てと両立したい方は、勤務時間や休日がはっきりしている求人を選ぶのがポイントです。「トラガール」では、女性が働きやすいトラックドライバーの求人を探せます。

職業訓練の大型免許の期間に関するよくある質問

職業訓練で大型免許を取りたい方から、よく寄せられる質問をまとめました。

普通免許しか持っていなくても、職業訓練で大型免許は取れますか?

受験資格(21歳以上・普通免許などの経験3年以上)を満たしていれば、取得をめざせます。ただし、オートマチック車限定の普通免許の方は、教習時間が増えたり、先に限定解除を求められたりする場合があります。コースの応募条件を確認しましょう。

職業訓練を受けている間、収入はどうなりますか?

雇用保険の失業給付を受けている方は、条件を満たすと訓練期間中も給付を受け取れます。雇用保険を受けられない方は、求職者支援訓練の「職業訓練受講給付金」の対象になる場合があります。くわしい条件はハローワークで確認しましょう。

働きながら職業訓練で大型免許を取ることはできますか?

公共職業訓練は平日の日中に通うのが基本のため、フルタイムで働きながらの受講はむずかしいです。働きながら取りたい場合は、教育訓練給付制度を使って教習所に通う方法や、免許取得を支援してくれる会社に入社する方法がおすすめです。

職業訓練の選考に落ちたら、もう受けられませんか?

選考に落ちても、次の募集で再び申し込めます。別の地域の訓練施設のコースや、ほかの訓練コースを紹介してもらえる場合もあるため、ハローワークで相談してみましょう。

まとめ

職業訓練で大型免許を取る期間や、制度の選び方について解説しました。この記事のポイントをふり返ります。

  • 職業訓練で大型免許を取る期間は、おおむね1〜3か月程度が目安
  • 教習所だけなら、普通免許から2〜4週間程度で卒業できる場合もある
  • 公共職業訓練・求職者支援訓練・教育訓練給付制度の3つから、自分に合う制度を選ぶ
  • 大型免許には「21歳以上・経験3年以上」などの受験資格がある
  • 募集は年に数回の地域も多いため、早めにハローワークで相談する

職業訓練を上手に使えば、費用の負担をおさえて大型免許を取得できます。まずはお住まいの地域のハローワークで、大型免許のコースの募集状況を確認するところから始めましょう。

大型免許を活かしてトラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。