
「ルート配送の仕事は、きついって本当?」「女性や未経験でも、続けられるのかな?」と不安に感じていませんか。
ルート配送とは、決まった配送先を決まった順番で回る仕事です。コンビニやスーパー、飲食店などに商品を届けるイメージです。きついという声もあれば、働きやすいという声もあり、実態がわかりにくい仕事でもあります。
この記事では、次の内容がわかります。
- ルート配送が「きつい」といわれる理由
- きつさを減らす具体的な工夫
- ルート配送のメリット
- きつい求人と働きやすい求人の見分け方
- 未経験の女性が応募前に確認したいこと
よい面も大変な面も知ったうえで、自分に合うかどうかを判断してください。
目次
ルート配送が「きつい」といわれる理由
ルート配送がきついと感じられる理由は、主に3つあります。それぞれ、なぜ起こるのかを見ていきましょう。
荷物の積み下ろしが多い
配送先が多いと、荷物を持って車を乗り降りする回数が増えます。飲料や冷凍食品は重さがあり、一日の積み下ろしの量が多くなりがちです。
体力の負担が大きくなるのは、荷物の量と重さが多い場合です。台車や、荷台の昇降装置であるパワーゲートの有無で、負担は大きく変わります。
時間の決まった配送先が多い
配送先ごとに、届ける時間帯が決まっていることがあります。渋滞や荷下ろしの待ち時間で遅れると、気持ちが焦りやすくなります。
ただし、焦って急ぐ運転は事故のもとです。時間に余裕のあるコース設計をしている会社かどうかが、きつさを左右します。
早朝・夜間の勤務がある
コンビニやスーパーの配送は、早朝や深夜に行われることが多くあります。生活のリズムが崩れやすく、睡眠の確保に工夫が必要です。
きつさを減らす具体的な工夫
きつさは、工夫で軽くできる部分もあります。現場で使われている方法を紹介します。
荷物の扱い方のコツ
- 台車やハンドリフトを使い、持ち上げる回数を減らす
- 荷物は、体に近い位置で持つ
- 腰をひねらず、足の向きごと変える
- 重い荷物は、無理せず2人で運ぶ
腰を痛めると、仕事を続けられなくなります。無理に1人で持たず、道具や同僚の力を借りることが、長く続けるコツです。
時間に追われないための工夫
出発前に、配送先の順番と道路状況を確認します。余裕をもって出発し、遅れそうなときは焦らずに、配送先へ連絡を入れましょう。安全が最優先で、遅れを取り戻すための無理な運転はしません。
体調を整える工夫
早朝勤務が続くときは、睡眠の時間を最優先で確保します。眠気を感じたら、安全な場所に停車して休みましょう。連続運転は4時間以内ごとに、30分以上の休憩を取る決まりです。
ルート配送のメリット
きつい面ばかりでなく、ルート配送には続けやすい利点があります。
仕事を覚えやすい
配送先やコースが決まっているため、慣れれば仕事の流れをつかみやすくなります。毎回、知らない土地や初対面の相手に対応する必要が少ないのは、大きな安心材料です。
生活の見通しが立てやすい
- 勤務時間が、ほぼ一定になりやすい
- 日帰りの仕事が多く、家に帰れる
- 配送先との関係ができ、働きやすくなる
子育て中の人にとって、予定が立てやすい点は魅力です。ただし、会社ごとに勤務の形は違うため、事前の確認が欠かせません。
きつい求人と働きやすい求人の見分け方
同じルート配送でも、会社によって環境は大きく違います。応募前の確認が大切です。
比較表で確認する
| 確認項目 | 働きやすい求人の例 | 注意が必要な求人の例 |
|---|---|---|
| 荷物の量 | 台車・パワーゲートがある | 手積み・手おろしが中心 |
| 勤務時間 | 残業の実績が明示されている | 「応相談」で実績を答えない |
| 休憩 | 休憩の取り方が決まっている | 「時間があれば休む」 |
| 研修 | 同乗研修が数日以上ある | 初日から1人で走る |
求人票だけでは見えない部分は、面接で質問しましょう。質問に具体的に答える会社は、働く人の負担を考えている傾向があります。
面接で聞きたい質問
- 1日の配送先の数と、荷物の量はどのくらいか
- 早朝や夜間の勤務は、どのくらいあるか
- 女性ドライバーは何人いるか
- 休憩は、どこで、どのくらい取れるか
未経験の女性がルート配送を始めるには
未経験でも、ルート配送は始めやすい仕事です。ポイントを確認しておきましょう。
必要な免許
使う車によって、必要な免許が変わります。2017年3月以降に普通免許だけを取った人は、運転できる車が車両総重量3.5t未満までです。2tトラックの多くは3.5tを超えるため、準中型免許が必要になることがあります。
軽自動車やバンで配送する仕事なら、普通免許だけで始められます。まず自分の免許で運転できる求人から探すのが近道です。
体力に自信がない場合
荷物の軽い仕事や、荷役の少ない仕事を選べば、負担を抑えられます。求人票の「荷役あり・なし」の表記を見て、一日の作業量を面接で確認しましょう。
トラックドライバーという選択肢
ルート配送は、トラックドライバーの働き方のひとつです。ほかの仕事とも比べてみましょう。
収入と雇用の安定性
物流の需要は、ネット通販の広がりで続いています。人手不足の業界でもあり、未経験でも採用されやすく、学歴や職歴に左右されにくい仕事です。
未経験からの転職
免許取得を支援する制度を持つ会社もあります。先輩が同乗して教える研修を行う会社も多く、初日から一人で走ることはほとんどありません。
子育てとの両立
地場の日帰り配送なら、毎日家に帰れます。夕方に仕事が終わる会社もあり、保育園のお迎えとの両立がしやすい傾向です。
ルート配送のきつさに関するよくある質問
ここからは、よく寄せられる疑問に答えます。
ルート配送は、女性には厳しい仕事ですか?
荷物の量や重さによります。台車やパワーゲートのある会社、荷物の軽い仕事を選べば、女性も無理なく続けられます。
ルート配送で、一番きついことは何ですか?
多くの人が挙げるのは、荷物の積み下ろしと、早朝や夜間の勤務です。応募前に、勤務時間と荷物の量を確認しましょう。
未経験でもすぐ慣れますか?
コースが決まっているため、数週間から数か月で慣れる人が多い傾向です。同乗研修のある会社なら、さらに安心です。
きついと感じたら、どうすればいいですか?
1人で抱え込まず、上司に早めに相談しましょう。荷物の量やコースを調整してくれる会社もあります。
まとめ
ルート配送のきつさについて、ポイントを振り返ります。
- きつさの主な原因は、荷物の積み下ろし・時間の制約・早朝夜間の勤務
- 台車や道具、同僚の力を借りて、体の負担を減らせる
- 仕事を覚えやすく、生活の見通しが立てやすい利点がある
- 荷物の量・残業の実績・研修の有無で、求人を見分ける
- 安全が最優先。焦って急ぐ運転はしない
数字や噂だけで決めず、自分の暮らしに合う働き方を見つけてください。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


