
「免許の費用を全額負担してくれる運送会社は、お得だけど何か裏があるのでは」と不安になっていませんか。
全額負担の制度は、うまく使えば大きな助けになります。ただし、条件を知らずに入社すると、あとで困ることもあります。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- 免許の全額負担制度のしくみ
- 知っておきたいデメリットと注意点
- 入社前に確認したい条件
- 後悔しない会社の選び方
制度の内容は会社によって大きく異なります。実際の条件は、必ず求人票や雇用契約書で確認してください。
目次
免許の全額負担制度とは?運送会社が費用を出す理由
全額負担制度とは、トラックの免許の取得費用を、運送会社が出してくれる制度です。ドライバー不足の運送会社が、人材を確保するために設けている制度です。
対象になりやすい免許
準中型、中型、大型といったトラックの免許が対象になりやすいです。フォークリフトや玉掛けなど、仕事に使う資格を含む会社もあります。
会社にとってのメリット
会社は、費用を出す代わりに、免許を取った人に長く働いてもらいたいと考えています。そのため、多くの会社が、一定期間の勤務を条件にしています。
免許の全額負担のデメリット
お得に見える制度でも、デメリットがあります。知っておくことで、入社後のトラブルを防げます。
一定期間は退職しにくい
「2年以内に辞めたら、費用を返す」といった決まりを設ける会社があります。条件の期間は会社によって異なります。早く辞めたくなっても、返金の義務が重荷になる場合があります。
返金の決まりには注意が必要
費用を返す条件が、契約書にどう書かれているかが重要です。口約束だけで進めず、書面で確認しましょう。法律上、辞めることを理由に不当な違約金を定めることは禁じられています。ただし、費用の貸付として扱われる契約もあるため、内容の確認が欠かせません。
配属や働き方を選びにくい場合がある
免許を取らせてもらった会社の方針で、長距離など希望と違う仕事を任されることがあります。希望の働き方を、先に伝えておきましょう。
取得できなかった場合の扱い
検定に落ちるなどして、免許を取れなかった場合の扱いが決まっていないと、トラブルになりやすいです。追加費用を誰が出すのか、事前に確認しましょう。
入社前に確認したい条件のチェックリスト
面接や契約の前に、次の点を確認しましょう。
- 負担の範囲(教習費用だけか、交通費や宿泊費も含むか)
- 勤務の条件期間(何年間働く必要があるか)
- 途中で辞めた場合の返金の有無と金額
- 免許を取れなかったときの追加費用
- 免許取得中の給料の扱い(出勤扱いか、休みか)
これらは、求人票に書かれていないことが多い項目です。気になる点は、面接で遠慮せずに質問して、書面で残しましょう。
全額負担と自己負担の比べ方
全額負担の会社と、自分で免許を取ってから応募する場合を比べます。
| 項目 | 全額負担の会社 | 自己負担で取得してから応募 |
|---|---|---|
| 費用 | 会社が負担 | 自分で支払う |
| 勤務の条件 | 一定期間の勤務が条件のことが多い | 特になし |
| 会社を選ぶ自由度 | 支援のある会社に限られる | 幅広く選べる |
| 早期退職のリスク | 返金の義務が生じる場合がある | なし |
どちらが良いかは、貯金の状況と、働きたい会社が決まっているかで変わります。
後悔しない会社の選び方
制度を上手に使うには、会社選びが大切です。
口コミや定着率を調べる
社員が長く働いている会社は、環境が良い傾向があります。求人サイトの口コミや、面接での質問で、離職の状況を調べましょう。
仕事内容と車の状態を確認する
運ぶ荷物や走るエリア、車の整備状況を確認します。安全を大切にする会社であるかを見ることが、長く働くうえでの最大のポイントです。
研修や同乗指導の有無
免許を取った後の研修が充実していると、未経験でも安心です。同乗指導の期間も聞いておきましょう。
トラックドライバーという選択肢
費用の面だけでなく、働き方や安全への姿勢も含めて、会社を選びましょう。条件を理解したうえで制度を使えば、デメリットを避けながら免許取得の負担を減らせます。
未経験からの転職
未経験歓迎で、免許取得支援のある会社は多くあります。条件を比べて、納得できる会社を選びましょう。
子育てとの両立
日勤や地場配送の仕事なら、家庭との両立を目指しやすくなります。女性向けの求人は、「トラガール」で探せます。
免許の全額負担に関するよくある質問
最後に、よくある疑問をまとめました。
全額負担でも、給料から天引きされますか
会社によって異なります。勝手な天引きは問題になるため、契約書で確認しましょう。
入社してすぐ辞めたら、費用は返しますか
決まりがある会社と、ない会社があります。入社前に必ず確認してください。
全額負担の会社は、ブラック企業ですか
制度があるからといって、問題のある会社とは限りません。条件が明確で、書面で説明してくれる会社なら、安心しやすいです。
他に免許の費用を抑える方法はありますか
教育訓練給付金や、ハローワークの職業訓練があります。条件を満たすか、ハローワークで確認してください。
まとめ
免許の全額負担制度のポイントを振り返ります。
- 全額負担は、人材確保のために運送会社が設ける制度
- デメリットは、勤務期間の条件や、早期退職時の返金など
- 入社前に、負担の範囲と返金の条件を書面で確認する
- 口コミや定着率で、会社の様子を調べる
- 条件に納得できれば、費用を抑える強い味方になる
条件を理解して選べば、後悔は防げます。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


