
「大型免許の視力検査は、普通免許より厳しいと聞いた」「眼鏡やコンタクトでも大丈夫なの?」と悩んでいませんか。
結論から言うと、大型免許の視力基準は、普通免許より厳しく、深視力の検査も加わります。ただし、眼鏡やコンタクトレンズを使って基準を満たせば、取得できます。この記事では、大型免許の視力検査の基準、深視力の内容、不安なときの対処法をわかりやすく解説します。
この記事でわかることは次のとおりです。
- 大型免許の視力の基準
- 深視力検査とは何か
- 色の識別・聴力の基準
- 基準に不安があるときの準備
- 免許を活かせるトラックドライバーの仕事
基準は法令の改正で変わることがあります。受験の前に、試験場や教習所の最新の案内を確認してください。
目次
大型免許の適性検査とは?基礎知識
まずは、免許を取るときに受ける検査の全体像を確認します。
適性検査の種類
運転免許を取るときは、運転に必要な身体の能力があるかを調べる「適性検査」を受けます。大型免許では、主に次の項目を見ます。
- 視力(遠くのものを見る力)
- 深視力(奥行きを見分ける力)
- 色彩識別能力(色を見分ける力)
- 聴力(音を聞き取る力)
- 運動能力(手足の動き)
どの項目も、安全に運転するための最低限の力を確認するものです。大型免許は、大きな車を運転するため、普通免許より厳しい基準が設けられています。
大型免許で運転できる車
大型免許は、車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上の車を運転できる免許です。車両総重量とは、車の重さと荷物と人の重さを足した合計です。
大型免許の視力検査の基準
ここからは、視力の基準を具体的に見ていきます。
視力の基準
| 免許の種類 | 視力の基準 |
|---|---|
| 普通免許 | 両眼で0.7以上、かつ片眼でそれぞれ0.3以上(片眼が見えない場合は、見える眼の視野などの条件あり) |
| 大型免許 | 両眼で0.8以上、かつ片眼でそれぞれ0.5以上 |
基準は、眼鏡やコンタクトレンズを使った状態で満たせば問題ありません。裸眼の視力が低くても、矯正して基準を満たせば受験できます。その場合は、免許証に「眼鏡等」の条件がつきます。
視力検査で気をつけること
- 眼鏡やコンタクトレンズを、必ず持参する
- 度が合っているか、事前に眼科や眼鏡店で確認する
- 疲れているときは視力が下がりやすいため、体調を整えておく
度が合っていない眼鏡で検査に行くと、基準を満たせないことがあります。受験の前に、見え方を確かめておきましょう。
深視力検査とは?大型免許の関門
大型免許で多くの方が不安に感じるのが、深視力の検査です。内容を知ると、落ち着いて臨めます。
深視力検査の内容
深視力検査は、「三桿法(さんかんほう)」という装置を使います。3本の棒のうち、真ん中の棒が前後に動き、左右の棒と同じ位置に見えたところで、ボタンを押します。
検査は3回行い、位置のずれの平均が、2センチメートル以下であれば合格です。奥行きを正確に見分ける力は、大型車の車間距離や、車庫入れの感覚に直結する大切な力です。
深視力が不安なときの対処
- 眼鏡やコンタクトの度を、眼科で調整してもらう
- 検査の前に、目を休ませて体調を整える
- 落ち着いて、目の高さをそろえて装置を見る
不安な方は、教習所や試験場で、事前に検査を受けられるか相談してみましょう。基準を満たせない場合は、医師に相談することも大切です。
色の識別と聴力の基準
視力のほかにも、確認される項目があります。
色彩識別能力
信号の色を見分けられるように、赤・青・黄の3色を識別できるかが検査されます。この3色が見分けられれば、基準を満たします。
聴力
警音器(クラクション)の音を聞き取れるかを見ます。10メートルの距離で、90デシベルの音が聞こえることが基準です。補聴器を使って基準を満たす場合は、免許に条件がつく形で取得できます。
基準に不安があるときの準備
視力に自信がない方でも、事前の準備で取得を目指せます。
受験前にやっておきたいこと
- 眼科で視力と度を確認し、必要なら眼鏡を作り直す
- 教習所の窓口で、適性検査の流れを聞いておく
- 教習の申し込み前に、適性検査だけ受けられるか確認する
適性検査は、教習所の入所前に受けられる場合もあります。費用をかける前に、基準を満たせるかを確かめておくと安心です。
基準を満たせなかったときの選択肢
大型免許の基準を満たせなくても、準中型免許で働ける仕事があります。準中型免許の視力基準は普通免許と同じで、深視力検査もありません。準中型免許は、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満の車を運転できる免許です。自分に合った免許から、キャリアを始めましょう。
トラックドライバーという選択肢
大型免許は、トラックドライバーとして働く仕事の幅を大きく広げます。仕事の面から見てみましょう。
大型免許で働ける仕事
大型トラックは、長距離輸送や、飲料・建設資材の輸送などで使われます。仕事の種類が多く、自分の生活に合う働き方を選びやすくなります。ただし、給与や休みは会社によって違うため、求人票で確認しましょう。
未経験・子育て中からの始め方
- 免許取得支援のある会社を探す
- まず準中型や中型の仕事で運転経験を積む
- 日勤や固定ルートの求人から探す
女性歓迎の求人は「トラガール」でも探せます。免許がなくても応募できる求人があるため、先に確認してみましょう。
大型免許の視力検査に関するよくある質問
最後に、よくある疑問に答えます。
眼鏡やコンタクトでも大型免許は取れますか?
取れます。眼鏡やコンタクトレンズを使った状態で基準を満たせば問題ありません。免許証には「眼鏡等」の条件が記載されます。
深視力検査に落ちたら、もう取れませんか?
一度で決まるわけではありません。眼鏡の度の調整や体調の見直しをして、再度受けられる場合があります。試験場や教習所の窓口で、再検査の方法を確認しましょう。
片眼が見えない場合は、大型免許を取れますか?
大型免許では、片眼それぞれ0.5以上という基準があるため、片眼が見えない場合は取得が難しくなります。個別の状況で判断が変わるため、早めに試験場へ相談してください。
女性でも視力の基準は同じですか?
同じです。性別に関係なく、法令で決められた同じ基準が適用されます。眼鏡やコンタクトを使って基準を満たせば、女性でも取得できます。
まとめ
大型免許の視力検査について、ポイントを振り返ります。
- 大型免許は、両眼0.8以上、片眼それぞれ0.5以上が視力の基準
- 眼鏡やコンタクトで基準を満たせば、取得できる
- 深視力は、三桿法で3回の平均誤差が2センチメートル以下
- 色の識別と聴力にも基準がある
- 不安なときは、早めに眼科や試験場へ相談する
基準を知って準備すれば、安心して受験できます。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


