
「準中型免許の5t限定を解除したいけれど、費用はいくらかかるのか」「どこで解除すればよいのかわからない」と悩んでいませんか。トラックの仕事を探すと、限定のない準中型免許を条件にした求人が多く見つかります。
5t限定の解除には、教習所に通う方法と、試験場で審査を受ける方法があります。費用は方法や場所によって変わるため、仕組みを知って比べることが大切です。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- 準中型免許の5t限定とは何か
- 限定を解除する方法と、費用が変わる理由
- 解除のメリットと、仕事の広がり
- 費用をおさえて解除するコツ
解除を考えている方は、順番に確認していきましょう。
目次
準中型免許の5t限定とは
まず、5t限定の意味と、運転できる車の範囲を整理します。
5t限定で運転できる車
準中型免許の5t限定とは、免許証の条件欄に「準中型車は準中型車(5t)に限る」と書かれた免許です。車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の車まで運転できます。車両総重量とは、車体と荷物と乗員を合わせた重さのことです。いわゆる2トントラックの多くが、この範囲に入ります。
限定のない準中型免許との違い
限定のない準中型免許は、車両総重量7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満の車を運転できます。解除すると、運転できる車が一回り大きくなります。3トン〜4トンクラスのトラックも、対象に入ります。
| 免許の種類 | 車両総重量 | 最大積載量 |
|---|---|---|
| 準中型免許(5t限定) | 5トン未満 | 3トン未満 |
| 準中型免許(限定なし) | 7.5トン未満 | 4.5トン未満 |
5t限定が付く人
5t限定が付くのは、主に次の2つのケースです。
- 2007年6月から2017年3月の間に普通免許を取った方(自動的に付く)
- 2017年3月以降に、準中型免許(5t限定)を取った方
免許証の条件欄で、自分の状況を確認しましょう。限定の有無は、免許証の「条件等」の欄を見ればわかります。
5t限定の解除方法と費用
解除には、主に2つの方法があります。それぞれの特徴を比べましょう。
指定教習所で限定解除の教習を受ける
指定の教習所で、限定解除の教習を受ける方法です。必要な教習時間を終え、卒業検定に合格すると、解除できます。指導員が教えてくれるため、運転に自信がない方でも安心です。費用は、教習所ごとに設定されており、数万円から十数万円ほどの幅があるとされています。
運転免許試験場で技能審査を受ける
運転免許試験場で、技能審査(運転の技術を確認する試験)を直接受ける方法です。一般に、教習所に通うよりも費用をおさえられるとされています。ただし、自分で車両を用意するなど、準備の手間がかかります。合格できなかった場合は、受け直すたびに費用がかかります。
費用の目安と変わる理由
| 方法 | 費用の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 指定教習所 | 高めだが、総額を見通しやすい | 指導員の教習で、確実に取りたい人向き |
| 試験場の技能審査 | おさえやすい(練習費・受験回数で変動) | 運転に慣れた人向き |
費用は、教習所の料金設定、教習の時間数、受験の回数などで変わります。金額は教習所や地域によって異なるため、複数の教習所で見積もりを取って比べましょう。最新の料金は、各教習所の公式サイトや窓口で確認してください。
解除に必要な条件と流れ
解除を始める前に、条件と手順を確認しておきましょう。
受けられる条件
限定解除は、準中型免許(5t限定)を持っている方が対象です。年齢の条件は、準中型免許と同様に18歳以上です。適性検査(視力・色彩識別・聴力)の基準を満たす必要もあります。基準は、免許の種類ごとに決まっているため、事前に確認しましょう。
解除までの流れ
教習所を利用する場合の、おおまかな流れは次のとおりです。
- 教習所に問い合わせて、費用と日程を確認する
- 申し込みをして、適性検査を受ける
- 教習を受け、卒業検定に合格する
- 運転免許試験場で、免許証の書き換えをする
流れは、教習所によって細かく異なる場合があります。申し込みの前に、教習の時間数と、免許証の更新手続きまで確認しておくと安心です。
限定解除のメリットと仕事の広がり
費用をかけて解除する価値があるかどうかは、仕事の広がりで判断しましょう。
応募できる求人が増える
求人には、「準中型免許(限定なし)以上」を条件にしたものが多くあります。解除すれば、より多くのトラックの求人に応募できます。3トン〜4トンクラスの配送や、食品の定期配送などの仕事の選択肢が広がります。
収入や働き方への影響
運転できる車が増えると、任せてもらえる仕事の幅も広がります。収入や待遇は、会社や仕事内容によって大きく異なります。免許の範囲が広がることは、キャリアアップの土台になります。無理のない範囲で、取得のタイミングを考えましょう。
費用をおさえて解除するコツ
費用は、工夫次第で負担を減らせる場合があります。
会社の補助制度を使う
トラックの運送会社には、入社後に免許の取得費用を補助する制度を持つところがあります。入社してから解除すれば、費用の負担を減らせる可能性があります。制度の内容は、会社ごとに異なるため、求人票や面接で確認しましょう。
公的な給付制度を調べる
条件を満たす方は、国や自治体の給付制度を使える場合があります。たとえば、職業訓練や教育訓練に関わる給付制度があります。対象になるかどうかは、ハローワークや自治体の窓口で確認できます。使える制度がないか、申し込み前に調べておくと、費用の負担を減らせる可能性があります。
複数の教習所を比べる
教習所によって、料金や教習の進め方は異なります。通いやすさや、キャンペーンの有無も、選ぶ基準になります。料金だけでなく、日程の組みやすさも含めて比べることが大切です。
トラックドライバーという選択肢
限定解除は、トラックドライバーとしてステップアップする、よいきっかけになります。
2トン車から始めて経験を積む
5t限定のままでも、2トントラックを使う配送の仕事に就けます。まず今の免許で働き始め、経験を積んでから解除する方法もあります。実際に運転することで、車体感覚が身につきます。
免許取得を支援する会社を選ぶ
未経験者を歓迎し、免許取得を支援する会社も増えています。女性ドライバーが活躍している職場なら、相談もしやすいでしょう。支援制度や研修の有無は、求人を比べる大きなポイントです。
準中型免許の5t限定解除に関するよくある質問
ここでは、5t限定の解除についてよく聞かれる疑問に答えます。
5t限定解除にかかる期間はどのくらいですか?
教習所の日程や、教習の時間数によって異なります。通う日数に余裕を持って、計画を立てることが大切です。くわしい期間は、申し込み前に教習所へ確認しましょう。
MT車とAT車で、費用は変わりますか?
教習所によっては、車の種類で費用や教習内容が異なる場合があります。トラックにはMT車(クラッチ操作のある車)も多いため、仕事で必要かどうかを考えて選びましょう。
限定解除をしなくても、トラックの仕事はできますか?
できます。5t限定の範囲に合う車を使う求人なら、解除しなくても働けます。ただし、応募できる求人の数は、限定なしの免許のほうが多くなります。
女性でも解除はできますか?
性別に関係なく、条件を満たせば解除できます。運転に不安があるときは、指導員が教えてくれる教習所が安心です。
まとめ
準中型免許の5t限定解除は、方法を選べば、費用や負担を調整できます。この記事のポイントを振り返ります。
- 5t限定は、車両総重量5トン未満・最大積載量3トン未満の範囲
- 解除すると、車両総重量7.5トン未満の車まで運転できる
- 方法は、教習所と試験場の技能審査の2つ
- 費用は場所や方法で変わるため、複数を比べる
- 会社の補助制度や、公的な給付制度も確認する
自分に合う方法を選んで、仕事の幅を広げましょう。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


