
求人票や現場で「追い積みあり」と書かれていて、意味がわからず不安になっていませんか?
「追い積みって何をするの?」「きつい仕事なのかな」「女性や未経験でもできる?」と気になる方も多いはずです。追い積みとは、1か所目で荷物を積んだあと、2か所目・3か所目の積み地で荷物を追加して積み込むことです。意味と注意点を知っておけば、必要以上にこわがる仕事ではありません。
この記事でわかること
- 追い積みの意味と、発生する理由
- 積み合わせ・混載・宵積みなど、似たトラック用語との違い
- 追い積みがある仕事のメリット・デメリット
- 追い積みで気をつけたい4つのポイント
- 女性や未経験の方が求人を選ぶときの確認方法
トラックドライバーの仕事に興味がある方は、仕事選びの参考にしてください。
目次
追い積みとは?トラックドライバーが知っておきたい意味と基本
追い積みは、トラックドライバーの求人票や配車の指示でよく使われる言葉です。まずは言葉の意味と、追い積みが生まれる背景、1日の流れを順番に見ていきましょう。
追い積みの意味|複数の積み地で荷物を追加して積むこと
追い積みとは、最初の積み地で荷物を積んだトラックが、別の積み地に移動して荷物を追加で積み込むことです。「積み地」とは、荷物を積み込む場所のことで、工場や倉庫、物流センターなどが当てはまります。
たとえば、A工場で荷台の半分ほどを積み、B倉庫で残りのスペースに荷物を積んでから、納品先へ向かう流れが追い積みです。あとから荷物を「追いかけるように積む」ことから、追い積みと呼ばれています。
物流業界では、積み地が2か所なら「2点積み」、3か所なら「3点積み」と呼ぶこともあります。会社や現場によって呼び方が少しずつちがうため、わからないときは配車担当者に確認すると安心です。追い積みは特別な作業ではなく、トラック輸送ではよくある運び方のひとつです。
追い積みが発生する理由|積載効率と2024年問題
追い積みが行われるいちばんの理由は、トラックの荷台をむだなく使うためです。1か所の荷物だけでは荷台がいっぱいにならない場合、ほかの積み地の荷物をあわせて運ぶほうが効率よく輸送できます。
物流業界では「積載効率」という考え方が重視されています。積載効率とは、トラックが積める量に対して、実際に積んでいる荷物の割合のことです。日本のトラック輸送の積載効率は4割前後にとどまっているとされ、空きスペースをへらす取り組みが進められています。
2024年4月からは、トラックドライバーの時間外労働に年960時間の上限が設けられました。「物流の2024年問題」と呼ばれる変化です。少ない台数と限られた時間で多くの荷物を運ぶ必要があるため、今後も追い積みや共同配送など、荷物をまとめて運ぶ工夫は増えていく傾向があります。
追い積みの1日の流れ(具体例)
追い積みがある日の仕事は、次のような流れで進むことが一般的です。
- 出社・点呼(アルコールチェックや体調確認)と車両点検
- 1か所目の積み地で荷物を積み込む
- 2か所目の積み地へ移動し、荷物を追加で積み込む
- 納品先へ移動して荷物を降ろす(降ろし先が複数の場合もあり)
- 会社へ戻り、日報を書いて終業点呼
積み地が1か所だけの運行とくらべると、移動と積み込みの回数が1回ずつ増えるイメージです。積み地同士が近い地場配送では、追い積みがあっても日帰りで終わる仕事がほとんどです。運行ルートや積み込み時間の目安は会社ごとにちがうため、面接で具体的な1日の流れを聞いておくとイメージがわきやすくなります。
追い積みと似たトラック用語との違い
トラック業界には、荷物の積み方に関する用語がたくさんあります。追い積みとまぎらわしい言葉も多いため、それぞれの意味のちがいを整理しておきましょう。
積み合わせ・混載との違い
「積み合わせ」と「混載」は、1台のトラックに複数の荷主の荷物をいっしょに積んで運ぶことを指します。荷主とは、荷物の運送を依頼する会社や人のことです。
追い積みが「どこで積むか(積み地の数)」に注目した言葉であるのに対して、積み合わせや混載は「だれの荷物を積むか(荷主の数)」に注目した言葉です。
実際の現場では、両方が同時に起こることも少なくありません。A社の工場とB社の倉庫をまわって荷物を積めば、追い積みでもあり、混載でもあるという状態です。2つの言葉は対立するものではなく、見ている視点がちがうと覚えておくとわかりやすくなります。
宵積み・直積みとの違い
宵積み(よいづみ)とは、翌日に運ぶ荷物を前日の夕方や夜のうちに積んでおくことです。朝早い時間に出発する長距離輸送などで、翌朝の積み込み時間をはぶくために行われます。
「直積み(じかづみ)」は、パレットなどの台を使わず、荷台に荷物を直接積む方法を指します。バラの段ボールを1つずつ手で積むことが多く、「バラ積み」とも呼ばれます。
宵積みは「いつ積むか」、直積みは「どうやって積むか」をあらわす言葉です。追い積みは「どこで積むか」をあらわすため、3つの用語はそれぞれ別の視点から積み込みを説明しています。求人票に複数の用語が並んでいる場合も、ひとつずつ意味を確認すれば仕事の内容がイメージできます。
2点積み・2点降ろしとの関係
2点積みは、積み地が2か所ある追い積みのことです。3か所なら3点積みとなり、数字が大きくなるほど積み込みの回数が増えます。
反対に、降ろし先が2か所ある場合は「2点降ろし」と呼びます。ひとつの納品先ですべての荷物を降ろすのではなく、途中の納品先で一部を降ろしてから、次の納品先へ向かう運び方です。
「2点積み・2点降ろし」のように、積み地と降ろし先の両方が複数ある運行もあります。積み地と降ろし先の数が多いほど、積む順番の工夫が必要になります。求人票で「〇点積み」「〇点降ろし」と書かれていたら、1日に立ち寄る場所の数の目安として読み取りましょう。
用語の違いを比較表で整理
ここまで紹介したトラック用語を、表にまとめました。
| 用語 | 意味 | 注目している点 |
|---|---|---|
| 追い積み | 複数の積み地をまわって荷物を追加で積む | どこで積むか |
| 2点積み・3点積み | 積み地が2か所・3か所ある追い積み | 積み地の数 |
| 2点降ろし | 降ろし先が2か所ある運び方 | 降ろし先の数 |
| 積み合わせ・混載 | 複数の荷主の荷物を1台で運ぶ | だれの荷物か |
| 宵積み | 前日のうちに荷物を積んでおく | いつ積むか |
| 直積み(バラ積み) | パレットを使わず荷台に直接積む | どうやって積むか |
用語は「どこで・だれの・いつ・どうやって」のどれをあらわしているかで分けると、混乱しにくくなります。現場によって使い方が少しちがう場合もあるため、はじめての職場では先輩ドライバーに確認するのがおすすめです。
追い積みがあるトラックの仕事の特徴
追い積みは、どのような仕事で多く発生するのでしょうか。追い積みが多い仕事の種類と、働くうえでのメリット・デメリットを紹介します。
追い積みが多い仕事(ルート配送・地場配送・共同配送など)
追い積みは、近い範囲で複数の拠点をまわる仕事で多く見られます。代表的な仕事は次のとおりです。
- 地場配送:会社の近くのエリアで、工場や倉庫の荷物を運ぶ仕事
- ルート配送:決まった取引先をまわり、荷物を集めたり届けたりする仕事
- 共同配送:複数の会社の荷物をまとめて同じエリアへ運ぶ仕事
- 部品輸送:協力工場から部品を集めて、組立工場へ届ける仕事
とくに、自動車部品などの製造業がさかんな地域では、複数の工場から部品を集めて運ぶ輸送が多い傾向があります。ルートが決まっている仕事なら、追い積みの場所や順番も毎回ほぼ同じです。慣れてしまえば、段取りよく仕事を進められるようになります。
追い積みのメリット|1回の運行で効率よく運べる
追い積みの大きなメリットは、1回の運行でたくさんの荷物を運べることです。荷台の空きスペースがへるため、会社にとっては輸送コストの削減につながります。
ドライバーにとっても、空いた荷台で走る時間がへり、仕事の手ごたえを感じやすくなります。運行の組み立てが上手な会社では、追い積みをうまく取り入れることで、むだな待ち時間をへらす工夫をしています。
複数の積み地をまわる仕事では、積み込みのコツや荷物の知識が自然と身につきます。追い積みの経験は、積み付けの技術をみがくことにもつながり、ドライバーとしての成長につながります。
追い積みのデメリット|待機時間や積み直しの手間
一方で、追い積みには注意したい点もあります。主なデメリットは次のとおりです。
- 積み地ごとに荷物の準備を待つ「荷待ち時間」が発生しやすい
- あとから積む荷物によっては、積み直しが必要になる
- 立ち寄る場所が増えるぶん、拘束時間が長くなる場合がある
荷待ち時間とは、積み地で荷物の準備ができるまで待たされる時間のことです。2024年問題をきっかけに、荷待ち時間をへらす取り組みは国や業界全体で進められています。予約システムの導入など、荷待ち対策に取り組んでいる会社を選ぶと働きやすさが大きく変わります。
追い積みで気をつけたい4つのポイント
追い積みでは、あとから荷物が増えることを前提に積み込む必要があります。安全に、スムーズに運ぶために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
降ろす順番を考えて積む(先降ろしは後ろ側へ)
追い積みでもっとも大切なのは、降ろす順番を考えて積むことです。荷台の奥に積んだ荷物は、手前の荷物を降ろさないと取り出せません。
基本の考え方は「先に降ろす荷物は後ろ側(扉に近い側)に、あとで降ろす荷物は奥側に積む」です。追い積みでは、あとから積む荷物のための空きスペースも残しておく必要があります。
1か所目で荷台の奥から詰めすぎると、2か所目の荷物がうまく入らず、積み直しになることがあります。配車の指示書で積み地と降ろし先の順番を確認し、出発前に荷台のどこに何を積むかを頭の中で組み立てておくことが、作業時間の短縮につながります。
重量バランスと最大積載量を守る
追い積みでは、荷物の合計の重さが最大積載量をこえないように注意が必要です。最大積載量とは、そのトラックに積んでよい荷物の重さの上限で、車検証に記載されています。
積み地ごとに荷物を追加するため、最後の積み地で上限をこえてしまうケースがあります。過積載(最大積載量をこえて積むこと)は、ブレーキがききにくくなるなど重大な事故の原因になり、法律でも禁止されています。
重さの配分も重要なポイントです。荷台の前後や左右に重さがかたよると、カーブで車体がかたむきやすくなります。重い荷物は下に、荷台の中央付近に置くのが基本です。重量に不安があるときは、自分で判断せず配車担当者に相談しましょう。
荷崩れを防ぐ固定方法
追い積みでは、積み地から次の積み地まで、荷台に空きスペースがある状態で走ることがあります。空きスペースがあると荷物が動きやすいため、途中の移動でも必ず荷物を固定します。
よく使われる道具は次のとおりです。
- ラッシングベルト:荷物を荷台に固定するベルト
- ラッシングバー(突っ張り棒):荷台の壁と壁の間に渡して荷物をおさえる棒
- ロープ・荷締め機:平ボディ車で荷物をしばって固定する道具
固定の方法は、車の種類や荷物の形によって変わります。はじめのうちは先輩ドライバーのやり方を見て覚えるのが近道です。「次の積み地が近いから大丈夫」と固定をはぶかないことが、荷崩れ事故を防ぐいちばんの対策です。
伝票・荷物の取り違えを防ぐ確認
追い積みでは、複数の積み地の荷物が荷台でいっしょになるため、取り違えに注意が必要です。ちがう納品先に荷物を降ろしてしまうと、回収や再配達に大きな手間がかかります。
積み込みのたびに、伝票の数と荷物の個数が合っているかを確認しましょう。積み地ごとに荷物の置き場所を分けたり、仕切りを使ったりすると、降ろすときに迷いにくくなります。
伝票や積み込みの記録を、積み地ごとにまとめておくのもおすすめです。確認の手間をかけるほど、降ろし先でのトラブルは確実にへります。ていねいな確認作業は、取引先からの信頼にもつながります。
女性や未経験でも追い積みのある仕事はできる?
追い積みと聞くと、「力仕事が多そう」「覚えることが多くて不安」と感じる方もいるでしょう。女性や未経験の方が追い積みのある仕事を選ぶときに、知っておきたいポイントを解説します。
手積み・手降ろしの有無で負担は大きく変わる
追い積みのある仕事がきついかどうかは、追い積みの有無よりも「手積み・手降ろし」の有無で決まります。手積み・手降ろしとは、ドライバーが荷物を1つずつ手で積んだり降ろしたりする作業のことです。
手積みの荷物を複数の積み地で積む場合は、体力的な負担が大きくなります。フォークリフトで積み込む仕事なら、追い積みがあっても体への負担はおさえられます。
荷物の重さや個数も、仕事のきつさを左右する要素です。段ボール1箱の重さが軽い荷物なら、手積みでも女性ドライバーが活躍している現場は多くあります。「追い積みあり」の一言だけで判断せず、積み込みの方法と荷物の中身まで確認することが大切です。
フォークリフト・パレット輸送なら体力面の不安が少ない
体力に自信がない方には、パレット輸送の仕事がおすすめです。パレットとは、荷物をのせてフォークリフトで運ぶための台のことです。
パレット輸送では、積み地の作業員がフォークリフトで積み込んでくれるケースや、ドライバーがフォークリフトを操作して積むケースがあります。どちらの場合も、重い荷物を手で持ち上げる必要はほとんどありません。
フォークリフトの運転には「フォークリフト運転技能講習」の修了が必要です。講習は数日で修了でき、取得費用を会社が負担してくれる求人もあります。フォークリフトの資格は、追い積みのある仕事で体力の不安をへらす心強い武器になります。
求人票で追い積みの有無を確認する方法
求人票を見るときは、次の項目をチェックしましょう。
- 「追い積みあり」「2点積み」「〇点降ろし」などの記載があるか
- 積み込み方法は手積みか、フォークリフト・パレットか
- 1日に立ち寄る積み地・降ろし先の数はいくつか
- 荷待ち時間の目安や、1日の拘束時間はどのくらいか
求人票に書かれていない場合は、面接や問い合わせの段階で質問して問題ありません。実際の運行ルートを見学させてくれる会社もあります。気になる点を事前にしっかり確認することが、入社後の「思っていたのとちがう」を防ぐいちばんの方法です。
トラックドライバーという選択肢
追い積みのように、トラックドライバーの仕事には独特の用語や作業があります。とはいえ、ひとつずつ覚えていけば、未経験からでも十分に活躍できる仕事です。トラックドライバーという働き方の魅力を紹介します。
物流を支える仕事として需要が安定している
トラックドライバーは、景気に左右されにくく、需要が安定している仕事です。国内の貨物輸送の多くはトラックが担っており、食品や日用品、工業製品など、生活に欠かせない荷物を運んでいます。
ネット通販の広がりもあり、物流の重要性はますます高まっています。一方で、ドライバーの人手不足は業界全体の課題とされており、多くの運送会社が新しい仲間を募集しています。
2024年問題をきっかけに、労働時間の管理や荷待ち時間の削減など、働く環境の見直しも進んでいます。人手が求められている今は、未経験からでもトラックドライバーをめざしやすいタイミングです。
未経験からでも教育体制のある会社で始められる
トラックドライバーは、未経験から始める人が多い仕事です。入社後は先輩ドライバーの横に乗る「横乗り研修」で、ルートや積み込みのコツを実際に見ながら覚えていけます。
普通免許で運転できる小型トラックの仕事から始めて、慣れてきたら中型・大型免許に挑戦する方もいます。免許取得の費用を会社が支援する制度を用意している会社もあり、働きながらステップアップが可能です。
追い積みのような専門用語も、研修の中で自然と身につきます。研修期間の長さやサポート体制を確認して会社を選べば、はじめての方でも安心してスタートできます。
子育てと両立しやすい日勤・近距離の働き方もある
トラックドライバーというと、長距離や夜勤のイメージがあるかもしれません。実際には、日勤のみ・近距離の地場配送など、家庭と両立しやすい働き方も多くあります。
地場配送やルート配送は、朝に出発して夕方には帰社できる仕事が中心です。土日休みや、子どもの行事にあわせて休みを取りやすい会社も増えています。
女性ドライバーが働きやすいように、女性用の更衣室やトイレを整えたり、パワーゲート付きの車両を導入したりしている会社もあります。自分のライフスタイルに合った働き方を選べることが、トラックドライバーの大きな魅力です。女性歓迎の求人は、女性ドライバー専門の求人サイト「トラガール」で探せます。
追い積みに関するよくある質問
最後に、追い積みについてよく聞かれる質問をまとめました。求人選びや働き始める前の不安解消に役立ててください。
追い積みは運賃や手当に反映される?
追い積みの手当があるかどうかは、会社によって異なります。積み地が増えるごとに「積み地手当」や「立ち寄り手当」を支給している会社もあれば、基本給や運行手当にふくめている会社もあります。
運送会社の給与は、基本給に加えて、運行の回数や距離、作業内容に応じた手当で決まることが多い傾向があります。追い積みが多い仕事では、手当のしくみが給与額に大きく関わります。
求人票に手当の記載がない場合は、面接で「追い積みがある日は手当がつきますか」と確認しておきましょう。給与のしくみを事前に理解しておくと、入社後の納得感が大きくちがいます。
追い積みで最大積載量を超えたらどうなる?
最大積載量をこえた状態で走ると、過積載として道路交通法違反になります。違反の程度によっては、ドライバーだけでなく運送会社や荷主も処分の対象になるとされています。
過積載のトラックは、ブレーキがききにくくなったり、カーブで横転しやすくなったりと、大きな事故につながる危険があります。タイヤや車体への負担も大きく、故障の原因にもなります。
追い積みで荷物が多すぎると感じたときは、無理に積まずに配車担当者へ連絡しましょう。安全を守るための判断は、ドライバーの大切な仕事のひとつです。
追い積みの積み込みはドライバーが自分でやるの?
積み込みをだれが行うかは、積み地や荷物の種類によって変わります。ドライバーが自分で積み込む現場もあれば、積み地の作業員がフォークリフトで積んでくれる現場もあります。
同じ運行でも、1か所目は作業員が積み、2か所目はドライバーが手積みするといったケースもあります。積み地ごとにルールがちがうため、はじめてのルートでは先輩ドライバーに確認しておくと安心です。
作業員が積み込む場合でも、積み付けの確認や荷物の固定はドライバーの役割になることが一般的です。どこまでが自分の作業範囲かを把握しておくと、現場でとまどわずに動けます。
追い積みのある仕事は拘束時間が長くなる?
追い積みがあると、積み地への移動と積み込みのぶん、拘束時間は長くなりやすい傾向があります。拘束時間とは、始業から終業までの、休憩時間もふくめた時間のことです。
ただし、積み地同士が近い地場配送なら、増える時間は大きくありません。拘束時間に大きく影響するのは、追い積みの回数よりも積み地での荷待ち時間です。
トラックドライバーの拘束時間には国の基準があり、2024年4月からはルールがより厳しくなりました。勤怠管理がしっかりしている会社を選べば、追い積みがあっても働きすぎを防げます。面接では、1日の平均的な拘束時間も確認しておきましょう。
まとめ
追い積みは、トラック輸送ではよくある運び方のひとつです。意味と注意点を知っておけば、求人票を見るときも、実際に働くときも落ち着いて対応できます。記事のポイントを振り返りましょう。
- 追い積みとは、複数の積み地をまわって荷物を追加で積み込むこと
- 荷台をむだなく使うため、2024年問題以降はさらに重視されている
- 積み合わせ・混載は「だれの荷物か」、宵積みは「いつ積むか」に注目した別の用語
- 追い積みでは、降ろす順番・最大積載量・荷物の固定・伝票確認の4点が重要
- 仕事のきつさは、追い積みの有無より手積みかフォークリフトかで大きく変わる
- 求人票では、積み込み方法・立ち寄り数・拘束時間・手当を確認する
トラックドライバーは、未経験からでも始めやすく、日勤・近距離など家庭と両立しやすい働き方も選べる仕事です。トラックドライバーへの転職を検討中なら、女性ドライバー向けの求人がそろう「トラガール」をぜひご覧ください。


