Guides
お役立ち情報

未経験からの転職、資格取得、働き方の選び方まで。
トラガールとして活躍するために知っておきたい情報を、わかりやすくまとめています。
仕事・職場環境
荷主の態度が悪いときの対応とは?ドライバーが取るべき手順と相談先をわかりやすく解説
荷主の態度が悪いときの対応とは?ドライバーが取るべき手順と相談先をわかりやすく解説

「荷主の態度が悪くて、つらい」「怒鳴られたとき、どう対応すればよいのでしょうか」。トラックドライバーの仕事では、荷物を預かる先の担当者との関係に悩む場面があります。

この記事では、荷主の態度が悪いときの対応を、落ち着いて動くための手順を中心にやさしく解説します。記事を読むと、次のことがわかります。

  • 荷主とは何か、なぜトラブルが起きやすいのか
  • その場での、基本的な対応のしかた
  • 会社や外部の窓口へ相談する方法
  • 働きやすい職場を選ぶときの考え方

専門用語は、初めて出てくる場面で意味も添えています。トラックの仕事が初めての方も、安心して読み進めてください。

荷主とは?トラブルが起きやすい理由

まずは、荷主という言葉の意味と、関係が難しくなりやすい背景を整理します。

荷主の意味

荷主とは、運んでほしい荷物の持ち主で、運送会社に運送を依頼する会社のことです。ドライバーは、運送会社の社員として、荷主の倉庫や工場へ荷物を取りに行ったり、届けたりします。

つまり、ドライバーにとって荷主は、取引先の会社です。直接の雇い主ではありません。

態度が悪くなる背景

荷主の担当者が、きつい態度になる背景には、次のような事情があります。

  • 荷物の準備や出荷が遅れ、焦っている
  • 納期の約束に、追われている
  • 運送会社を「立場が下」と見てしまっている

どんな事情があっても、暴言や理不尽な要求が許されるわけではありません。ドライバーが我慢し続けることが、正しい対応ではありません。

その場での基本の対応

態度が悪い相手を前にしたときは、落ち着いて、次の順で動きましょう。

感情的にならず、事実を確認する

言い返さず、冷静に用件だけを確認することが、トラブルを大きくしない基本です。おすすめの対応は、次のとおりです。

  • 深呼吸をして、一呼吸おく
  • 相手の指示の内容を、復唱して確認する
  • 聞き取れないことは、丁寧に聞き返す

相手が興奮していても、事務的に対応すると、落ち着くことがあります。

無理な要求は引き受けない

荷主から、安全や法令に反する要求をされることがあります。たとえば、積載量を超える荷物を積むよう求められる場合です。

過積載などの違反につながる要求は、その場で断り、運行管理者へ連絡しましょう。ドライバー個人で判断せず、会社に相談することが大切です。

危険を感じたら離れる

怒鳴られるなど、身の危険を感じる場合は、その場を離れましょう。無理に居続ける必要はありません。安全な場所へ移動して、会社へ連絡してください。

会社や外部へ相談する方法

その場の対応のあとは、必ず記録を残して、会社へ報告しましょう。

記録を残す

あとから状況を説明できるよう、次の内容をメモしておきます。

  • 日時と、場所(取引先の名前)
  • 相手の名前や役職
  • 言われたことや、された対応の内容
  • その場にいた人

スマートフォンのメモ機能でも構いません。事実を、感情ではなく客観的に書くことが、相談の力になります。運転中は、メモを取らないようにしましょう。

運行管理者・配車担当へ報告する

荷主との交渉は、ドライバー個人ではなく、会社の役目です。記録をもとに、運行管理者や配車担当者へ報告します。

会社が荷主へ改善を申し入れたり、担当者の変更を相談したりしてくれる場合があります。報告に動かない会社だと感じたら、次の窓口も参考にしてください。

外部の窓口

国土交通省は、荷主による不当な行為を調べる「トラックGメン」という取り組みを進めています。また、労働に関する悩みは、各地の労働局や総合労働相談コーナーでも受け付けています。

窓口の名称や受付方法は変わることがあります。最新の情報は、国土交通省や厚生労働省の公式サイトで確認してください。

トラックドライバーという選択肢

荷主との関係に悩んでも、トラックドライバーの仕事自体を諦める必要はありません。会社選びで、悩みを減らせる場合があります。

会社選びで確認したいこと

ドライバーを守る姿勢のある会社かどうかが、働きやすさを大きく左右します。次の点を、面接で聞いておきましょう。

  • 荷主とのトラブルが起きたときの、会社の対応
  • 相談できる窓口が、社内にあるか
  • 荷待ちなどの、無理な要求を断れる環境か

未経験から始められる

未経験者を歓迎し、研修や同乗指導を用意している会社も増えています。女性向けの求人は、「トラガール」でも探せます。気になる求人を比べて、条件を確かめてみましょう。

荷主の態度が悪いときの対応に関するよくある質問

よく寄せられる疑問に答えます。

怒鳴られたら、言い返してもよいですか?

言い返すと、トラブルが大きくなるおそれがあります。冷静に用件だけを確認し、あとで会社へ報告しましょう。

荷主の担当者と、直接話し合ってもよいですか?

荷主との交渉は、会社を通して行うのが基本です。ドライバー個人で解決しようとせず、運行管理者へ相談しましょう。

荷物の積み込みを手伝うよう言われたら?

荷役が契約に含まれているかは、会社と荷主の取り決めによります。判断がつかないときは、会社へ確認してから対応しましょう。

我慢できないときは、どうしたらよいですか?

ひとりで抱え込まず、会社の担当者や、外部の相談窓口へ早めに相談してください。

まとめ

荷主の態度が悪いときは、落ち着いて、会社と連携して対応しましょう。要点を振り返りましょう。

  • 荷主は取引先であり、理不尽な要求を我慢する必要はない
  • その場では感情的にならず、用件だけを確認する
  • 過積載などの違反につながる要求は、断って運行管理者へ連絡する
  • 日時や内容を記録し、会社や外部の窓口へ相談する

ドライバーを守る会社を選ぶことが大切です。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。