
「けん引二種とは、どんな免許なのでしょうか」「トラックドライバーとして働くのに必要なのでしょうか」と気になっていませんか。
名前が似ている「けん引免許」と混同しやすく、調べても違いがわかりにくい免許です。
この記事では、次のことがわかります。
- けん引二種の意味と、必要になる場面
- けん引免許(一種)との違い
- 取得条件と、取るまでの流れ
- トラックドライバーに必要な免許の考え方
けん引二種は、お客さまを乗せて大型のトレーラーを走らせるための免許です。荷物を運ぶ仕事なら、けん引一種で足ります。
目次
けん引二種とは?けん引免許との違い
まずは、けん引二種の意味と、けん引免許(一種)との違いを整理します。
けん引二種は「人を乗せてけん引する」ための免許
けん引二種の正式名称は「牽引第二種免許」です。お客さまを乗せた状態で、重い車両をけん引して走るときに必要な免許とされています。
免許の「二種」とは、旅客(お客さま)を運ぶ仕事のための区分です。タクシーやバスの運転手が持つ二種免許と同じ考え方です。
なお、「けん引」とは、トレーラーのように動力のない車両を、トラクターで引っ張って走ることをいいます。
けん引免許(一種)との違い
一般に「けん引免許」と呼ばれるものは、第一種の牽引免許です。荷物を運ぶ目的なら、けん引一種で運転できます。
| 項目 | けん引免許(一種) | けん引二種 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 荷物を運ぶ | お客さまを乗せて運ぶ |
| 主な場面 | トレーラーでの貨物輸送 | けん引式の旅客輸送 |
| トラックドライバーの仕事 | 必要になる場合がある | 通常は不要 |
表のとおり、トラックドライバーの仕事で使うのは、ほとんどの場合けん引一種です。
けん引二種が必要になる場面
けん引二種が必要な場面は、実際にはごく限られています。
お客さまを乗せるトレーラー型の車両
けん引二種が必要になるのは、お客さまを乗せた客車を、トラクターでけん引して走らせる場合です。
たとえば、観光地で走る連結式の乗り物などが当てはまります。ただし、こうした車両は数が少なく、求人もあまり多くありません。
貨物のトレーラーなら不要
荷物を積んだセミトレーラーやフルトレーラーを運ぶ仕事に、けん引二種は必要ありません。
「二種だからより上位の免許」というわけでもありません。二種免許は同じ区分の一種免許の車も運転できますが、貨物の仕事のためにわざわざ取る免許ではなく、用途が違う免許です。
けん引二種の取得条件と流れ
けん引二種を取る場合の条件と流れを紹介します。条件は変わる場合があるため、最新の情報は運転免許試験場や教習所で確認してください。
主な受験資格
二種免許は、年齢と運転経験に条件があります。一般的には次のとおりとされています。
- 21歳以上であること
- 普通免許などを持っていた期間が、通算3年以上あること
- 視力や色の識別など、適性検査に合格すること
運転経験の年数は、免許の種類によって数え方が異なります。自分が当てはまるかは、事前に確認すると安心です。
取得までの流れ
取得方法は、試験場で受ける「一発試験」と、教習所に通う方法の2つです。
けん引二種に対応する教習所は多くありません。通える範囲に対応先があるかを、最初に確認することが大切です。費用や期間は教習所ごとに異なるため、見積もりを取って比べましょう。
トラックドライバーに必要な免許の考え方
では、トラックドライバーとして働くには、どの免許を目指せばよいのでしょうか。
まずは車両総重量で免許が決まる
トラックの免許は、運転する車の大きさで決まります。主な区分は、次の4つです。
- 普通免許:車両総重量3.5t未満
- 準中型免許:車両総重量7.5t未満
- 中型免許:車両総重量11t未満
- 大型免許:車両総重量11t以上
求人に多い2tや4tのトラックは、準中型や中型で運転できる場合が多いです。まずは、応募したい求人の車両に合う免許を確認しましょう。
トレーラーの仕事はけん引一種を追加
トレーラーを運転したい場合は、大型免許に加えてけん引免許(一種)を取ります。トレーラーの仕事は、一般的なトラックより求人の幅や待遇面で強みになる傾向があります。
ただし、荷物の積み下ろしや連結作業など、覚える作業も増えます。無理のない順番で、段階的に挑戦するのがおすすめです。
トラックドライバーという選択肢
免許の種類を知ると、トラックドライバーの仕事がぐっと身近になります。女性が活躍できる職場も増えています。
未経験でも始めやすい
多くの運送会社が、未経験者向けに研修を用意しています。普通免許や準中型免許から始め、慣れてから上位の免許を目指す道もあります。
免許取得を支援する制度もある
会社によっては、免許の取得費用を支援する制度があります。「トラガール」では、女性向けの求人を探せます。制度の有無は、求人ごとに確認してください。
けん引二種に関するよくある質問
けん引二種があれば、トレーラーの運転手になれますか?
荷物を運ぶトレーラーの仕事で求められるのは、通常はけん引一種です。けん引二種だけで貨物の仕事をするわけではありません。求人で求められる免許を確認しましょう。
けん引二種は難しい免許ですか?
一般には、連結した車両は曲がり方や後退に独特のコツがあり、慣れが必要といわれます。教習で練習を重ねれば、安全な操作を身につけられます。
けん引二種の求人は多いですか?
多くはありません。けん引二種を使う仕事は限られるため、取得前に就職先の見込みを調べておくと安心です。
トラックドライバーを目指すなら最初に何を取ればよいですか?
応募したい求人の車両に合う免許です。多くの場合は、準中型か中型から始められます。
まとめ
この記事のポイントを振り返ります。
- けん引二種は、お客さまを乗せてけん引する車両のための免許
- 荷物を運ぶトレーラーなら、けん引一種で運転できる
- 貨物の仕事のためにけん引二種を取る必要はない
- 取得条件は、21歳以上で運転経験が通算3年以上が目安
- トラックの仕事は、まず車両の大きさに合う免許を選ぶ
トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


