
「地場配送とは、どんな仕事なの?」「長距離とは何が違うの?」と疑問に感じていませんか。
地場配送は、トラックドライバーの仕事のなかでも、未経験の女性が選びやすい働き方のひとつです。ただし、言葉の意味や仕事の中身がわからないまま応募すると、入社後にイメージの違いに気づくことがあります。
この記事では、次の内容がわかります。
- 地場配送の意味と、長距離との違い
- 地場配送の主な種類と、一日の流れ
- メリットとデメリット
- 給料や必要な免許の目安
- 未経験の女性が求人を選ぶときのポイント
仕事の中身を知ってから、自分に合うかどうかを判断してください。
目次
地場配送とは?意味と長距離との違い
まず、地場配送という言葉の意味と、ほかの働き方との違いを整理します。
地場配送の意味
地場配送とは、会社の拠点がある地域とその周辺を、日帰りで走る配送の仕事です。「地場」は、その土地という意味で、運送業界では近距離の運行をさす言葉として使われます。
走る範囲は、同じ市内や県内が中心です。会社によって、どこまでを地場と呼ぶかは異なります。
地場配送と長距離の違い
| 項目 | 地場配送 | 長距離 |
|---|---|---|
| 走る範囲 | 市内・県内が中心 | 県をまたぐ |
| 泊まり | ほとんどなし(日帰り) | あり |
| 給料の傾向 | 安定しているが、長距離より低め | 手当が付き、高めの傾向 |
| 生活リズム | 整いやすい | 不規則になりやすい |
数字や条件は会社ごとに異なります。毎日家に帰れる点が、地場配送の最大の特徴です。
地場配送の主な種類
ひとくちに地場配送といっても、運ぶものや届け先でさまざまな種類があります。
代表的な仕事の種類
- ルート配送:コンビニやスーパーなど、決まった配送先を回る
- 宅配・小口配送:家庭や事業所へ、個別に荷物を届ける
- 建材・資材の配送:工事現場などに、資材を届ける
- 引っ越し・家具の配送:家財道具を運び、設置まで行う
- 食品・冷凍冷蔵の配送:温度管理が必要な食品を運ぶ
仕事の種類によって、荷物の重さや勤務時間は大きく変わります。体力に自信がない人は、荷物の軽い仕事や、荷役の少ない仕事から選ぶと安心です。
一日の流れの例
一例として、日勤の地場配送の流れを紹介します。
- 出勤して、アルコールチェックと車両の点検を行う
- 倉庫で荷物を積み込み、荷崩れしないよう固定する
- 配送先を順番に回り、荷物を届ける
- 昼に、決まった時間で休憩を取る
- 午後も配送を行い、拠点に戻って日報を書く
アルコールチェックは、運転前に酒気が残っていないかを確かめる、法令で決まった確認です。車両の点検も、安全に走るための大切な作業です。
地場配送のメリットとデメリット
よい面だけでなく、大変な面も知ったうえで判断しましょう。
メリット
- 毎日家に帰れて、生活リズムが整いやすい
- 勤務時間が決まっており、予定を立てやすい
- 走るエリアに慣れると、運転の不安が減る
- 子育てや家事と、両立しやすい
生活の予定を立てやすい点は、子育て中の女性にとって大きな魅力です。
デメリット
- 配送先が多いと、荷物の積み下ろしが増える
- 長距離より、給料が低めになる傾向がある
- 渋滞や時間指定で、気が焦りやすい
焦って急ぐ運転は事故のもとです。余裕のあるコース設計をしている会社かどうかを、事前に確認してください。
地場配送の給料と必要な免許
働くうえで気になる、収入と免許について確認します。
給料の目安
地場配送の月収は、おおむね22万〜30万円前後が目安です。車の大きさや仕事の種類、手当の有無で変わります。
求人票の月給は、基本給と手当に分けて確認することが大切です。残業代込みの金額かどうかも、必ず確認しましょう。
必要な免許の区分
使う車によって、必要な免許は変わります。2017年3月以降に普通免許だけを取った人は、運転できる車が車両総重量3.5t未満までです。
2tトラックの多くは3.5tを超えるため、準中型免許が必要になることがあります。軽自動車やバンの配送なら、普通免許だけで始められます。
免許の取得を支援する制度を持つ会社もあるため、求人票で確認してください。
地場配送の求人を選ぶポイント
同じ地場配送でも、会社ごとに働きやすさは違います。確認したい点をまとめます。
面接で聞きたい質問
- 1日の配送先の数と、荷物の量はどのくらいか
- パワーゲートや台車など、荷役を助ける設備はあるか
- 残業時間の実績は、どのくらいか
- 入社後の研修は、どのくらいあるか
- 女性ドライバーは、何人いるか
疑問は遠慮なく質問してかまいません。質問に丁寧に答える会社は、働きやすい傾向があります。
トラックドライバーという選択肢
地場配送は、トラックドライバーの働き方のひとつです。この仕事の魅力を整理します。
収入と雇用の安定性
物流の需要は、ネット通販の広がりで続いています。人手不足の業界でもあり、未経験でも採用されやすく、学歴や職歴に左右されにくい仕事です。
未経験からの転職
免許取得を支援する制度を持つ会社もあります。先輩が同乗して教える研修を行う会社も多く、初日から一人で走ることはほとんどありません。
子育てとの両立
地場配送なら、毎日家に帰れます。夕方に仕事が終わる会社もあり、保育園のお迎えとの両立がしやすい傾向です。
地場配送に関するよくある質問
ここからは、よく寄せられる疑問に答えます。
地場配送は、女性でもできますか?
できます。荷物の軽い仕事や、パワーゲート付きの車両を選べば、体への負担を抑えられます。活躍する女性ドライバーも増えています。
地場配送は、きついですか?
荷物の量や勤務時間しだいです。早朝や夜間の勤務がある仕事は、生活リズムの調整が必要です。
未経験でも始められますか?
始められます。研修制度のある会社を選べば、運転や荷物の扱いを、安心して学べます。
地場配送から長距離へ移れますか?
経験を積んだあとに、長距離へ移る人もいます。まず地場で運転に慣れる流れは、現実的な進め方です。
まとめ
地場配送について、ポイントを振り返ります。
- 地場配送とは、拠点周辺を日帰りで走る配送の仕事
- 毎日家に帰れて、生活リズムが整いやすい
- 種類によって、荷物の重さや勤務時間が違う
- 月収の目安は22万〜30万円前後
- 必要な免許は、使う車によって変わる
仕事の中身を知ったうえで、自分の暮らしに合う働き方を見つけてください。トラックドライバーへの転職を検討中なら、ぜひ「トラガール」をご覧ください。


